日本人の体質に合う自然食品、健康食品

自然食品や健康食品が体に良いのはわかっているけれども、それではいったい、どんなものを食べればよいのか?と悩んでしまう人が多いので説明をしたいと思います。

わが国の一般的な事情をみてみましょう。東京都が、一般人を対象に「どんなものを自然食品と考えていますか? 」という意識調査をしたことがあります。その結果によると、

  1. ハチミツ
  2. 朝鮮人参
  3. ヤクルト
  4. ローヤルゼリー
  5. ニンニク
  6. 玄米
  7. 養命酒
  8. 健康ドリンク

その他、果糖・シュガーカットなどを挙げています。

この結果をみてみると、「自然食品」と「健康食品」の区別がついていない点がとても気になります。

「自然食品」は日本人の食生活のベースになるもので、「玄米・菜食」のことをいいます。こういうものを規則正しく食べていなければ、他にどんな有効食品を食べても、生理機能を正常に保つことはできないのです。

「健康食品」は、いわゆる健康強化食品で、体質的欠陥を効果的に補ったり、公害物質の排泄を促す効果をもつものです。

自然食品をとったうえで、体質に適合した健康食品を補えば、食生活は完壁なものとなります。ところが、ここに挙げたアンケート結果でもわかるように、一般には、「健康食品=自然食品」と考えている人が多数です。

ということは、自然食品、すなわち玄米・菜食の重要性を理解していない、ということになります。そうした現状の中で、実際に最も多く使用されている健康食品(と考えられている)は、ハチミツ、乳酸菌飲料、朝鮮人参、ニンニクなどでです。

一般の人々は、自分自身の体質を考えることもなしに、ニンニクが効くと聞けばニンニクを一度に大量にとり、乳酸菌が有効と聞くとたちまち乳酸菌の愛好者になる…という具合です。。

大切なことは、健康食品を食べることではなくて、体質に合うものを食べることなのです。たとえば朝鮮人参が合う人はニンニクは合わないし、ニンニクが合う人は朝鮮人参は合わないといった例もあります。
ローヤルゼリー、その他の健康食品についても同様です。

この食習慣がより一層元気にしてくれる

自然食のベースをなすものは、自然食品です。自然食品は、本来の食性に沿ったものであり、しかも、気候・風土・体質に適合したものであるはずです。私たち日本人にとっての自然食品(食生活のベースとなるもの) は、次のようなものです。

米・野菜
無精自の穀物・野菜(自然栽培の野菜なら理想的)・野草
大豆加工品・海産物
大豆製品(グルテンミート・豆乳など)・海藻類・小魚
調味料
本物のみそ・しょうゆ・黒砂糖・純粋のハチミツ・植物油・あら塩
間食
せんべい・クッキー・ゼリー・ジュース・木の実
発酵食品
乳酸菌飲料・納豆・酒・漬け物類(たくあん・梅干し・奈良漬・しば漬)

これらの食品を常時食べることにより、本来人間がもっている自然に体力を回復する力・悪い病原菌を排除する力が強まっていくのです。

なお、以上のような自然食品を用いた食生活をしていても、どうしても不足がちになる栄養成分があります。それを補うために必要とされるのが、健康食品なのです。

食物摂取には、その環境を考慮することも重要です。われわれが住んでいる日本は火山列島であり、四季の変化がはっきりしているため、夏季は高温多湿、降雨量が多いなどの地理的条件から、土壌にカルシウムなどのミネラルが不足しているし、ビタミンB1などの消耗が激しくなっています。

これに加えて、いまやわが国は、世界一の公害大国でもあります。昔と比べると、自然の食品も、その質はかなり低下してきています。ミネラルなどの有効成分の含有量が少なくなったり、酵素の活性が弱められたりしています。それによって、日本人特有の体質的欠陥が生みだされています。これを補うために、健康食品が必要となるのです。

体質を強化する「3大健康食品」

次に挙げる3つの食品は、健康である人もそうでない人も、また体質にかかわらず、健康を強化するために必要な食品、つまり「3大健康強化食品」です。

  1. 胚芽(玄米胚芽・小麦胚芽)
  2. 葉緑素
  3. 酵素

この他に、ローヤルゼリー、朝鮮人参、ミネラル食品などの健康食品、および薬草茶(ドクダミ・ハブ草・ヨモギ・クコ・レンセン草・シャゼン草など20~30種類の薬草を調合した茶)があります。

これらは、体質・体調に合わせて摂取すると著しい効果があらわれるため、病気を治療する際にはとくに重要なもので、「医療食品」ともいいます。
次に、この「3大健康強化食品」について、詳細についてです。

3大強化食品1(胚芽)毛髪を黒くし、疲労回復に役立つビタミンがたっぷり

一般には、肉と野菜で「栄養のバランス」がとれると考えられています。肉をとるならその酸性度に見合うだけの野菜をとればよい、というわけですが、実際問題として、それは不可能なことです。

どれだけの野菜によって、どれだけの肉の毒を消すことができるのでしょうか、まったくわかっていないからです。

つまり「栄養のバランスをとる」というのは言葉のうえだけの話で、現代栄養学流の栄養分析に基づいて数字のつじつまを合わせたものにすぎないのです。
たとえばビタミンに関しても、野菜に含まれるビタミンと、牛乳に含まれるビタミンの数字だけを合わせても種類の違いや、栄養素の違いは、頭の中や紙のうえで計算すればわりきれるのです。といったものではないのです。

「栄養のバランス」は、もっと複雑なものなそんな気休めにたよらないで、「栄養のバランス」など考える必要のない食物、すでに「バランスのとれている食べ物」を中心にした食事をとれば、万事こと足りるのです。

栄養のバランスを考慮する必要のない食物とは、「精白しない穀物″」のことです。とくに玄米は、成分組成が人体生理に最もふさわしく、最良のものなのです。この無精白穀物が、他の食品と決定的に異なるのは、それ自体がバランスのとれた食品であるということにつきます。

無精白穀物には「胚芽」が含まれています。胚芽の生理作用は、「血液性状の異常を、すみやかに正常な状態にもどす」ということです。

健胃・整腸・強肝作用をいかんなく発揮し、老廃物をすみやかに排出します。胚芽の脂肪中には、リノール酸・リノレイン酸など、植物性不飽和脂肪酸がたっぷり含まれているので、胚芽を十分にとっていると、血中のコレステロールがどんどん低下し、動脈硬化を予防したり、血管を若返らせたりします。この点においても、胚芽は、肉食の弊害をある程度セーブできるのです。

また、肉や卵、白米、白砂糖などを日常的にとっていると、しだいに胃腸の働きは鈍り、便秘がちになります。便秘になると、腸の内容物は腐敗しやすくなります。このような場合に胚芽を与えると、腸の運動量が高まります。その結果、便通がよくなり、腐敗も解消されます。腸の機能を健全にすることは体質改善の決め手です。摂取していることにより、次のような効果があらわれます。

  • 疲労を感じなくなる
  • 視力が回復する
  • 毛髪が黒くなる

玄米の胚芽には、コメの生命が宿っています。次代の生命を誕生させるのに必要な栄養的条件、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、Eなどが備わっています。つまり、あらゆる種類のビタミンが一度に摂取できるのです。また、ミネラルや酵素なども含んでおり、私たち人間にとっては、実に申しぶんのない栄養の宝庫なのです。

3大強化食品2(葉緑素)新陳代謝を活発にし、体を細胞から若返らせる

健康に特別関心のない人や、病気にかかっていない人でも、テレビや雑誌を通じて葉緑素という言葉を耳にしたことはあるはずです。「葉緑素」とは、植物の中にふくまれる緑色の色素のことです。クロロフィルとも呼ばれ、太陽エネルギーを生体エネルギーに換える光合成の働きをしています。

葉緑素は、化膿した傷口を乾燥させる作用のほか、悪臭を消す作用があるので、脱臭剤として広範囲な利用価値があり、一般脱臭剤としては、トイレットペーパー、タバコ、ビール、靴底の脱臭、大のビスケットなどに用いられています。また、皮膚に快適な刺激が与えられ、その若返りに役立つ他、皮脂腺の異常分泌による体臭除去にも、あるいは口臭にも効果があるので、仁丹やチューインガム、歯みがき剤などにさらに広く応用されています。
葉緑素が人体に及ぼす主な薬理作用は、次のようなものになります。

  • 傷の治りを早くする
  • 傷口を乾燥させ、患部の脱臭に役立つ
  • 病菌の活動を弱める
  • アレルギー反応を鎮める
  • 新陳代謝を促し、細胞を若返らせる

さらに葉緑素は、消化器系の疾患、たとえば胃潰瘍、胃酸過多、慢性胃炎、胃下垂、胃アトニーなどにも効果があります。

つまり、治療にも予防にも有効なです。とすれば、葉緑素は、私たちの体にとって最も理想的な天然薬なのです。葉緑素は、このように広範にわたる薬効をあらわすので、血液の汚れ(酸毒化) と体質の軟弱化が目立っている現代人はこれを多いに体内に取り入れ「体内の環境の緑化」つまり、洗血と体細胞の活性化をはからなければいけません。

そのための最も確実な方法は、玄米・菜食に切り替えることですが、いろいろな事情で玄米・菜食の原則が十分に守れない人や、大急ぎで血液を清浄化しなければならない病人には、自然な方法で抽出した葉緑素を積極的にとりいれることが優先されます。

3大強化食品3(酵素)炎症の治癒を助け延命効果が大きい「生命の手品師」

私たちが健康に生きていくためには、常に古い体細胞を、活動の旺盛な新しい細胞と入れ替えなければなりません。呼吸や消化、排泄などの体の働きは、私たちの細胞を入れ替えるための働きでもあります。

これらの働きは、すべて複雑な化学変化に支えられているもので、それらが均衡を保ちながら進行していれば、体の構成物質の合成・分解は、支障なくおこなわれるものです。この化学反応を支配しているものが「酵素」です。

たとえば、われわれは食物を燃焼(酸化)させて生活の原動力としてのエネルギーを得ていますが、そこに酸化酵素が存在するおかげで、光や高熱をともなわなくても、36~37度という低温で所定の目的を達成することができます。また、米や野菜などを食べていて立派な体がつくられるのは、タンパク合成酵素が働くためです。

その他、人間が頭脳を働かせること、植物が太陽の光で光合成をおこなうこと、動物が筋肉を動かして動きまわることなど、生命活動のすべては酵素に支えられています。また、酵素は老廃物をテキパキと分解・処理し、急速に血液の浄化をはかる効果もあります。

新陳代謝が活発になると、老廃物もそれだけ大量に生じますが、肝臓・腎臓などの酵素活性が高まると機能が旺盛になるおかげで、すみやかに解毒・排泄されます。血球が破壊されやすくなっている状態を改善することによっても、血液浄化は促進されます。

さらに、内臓の酵素活性が高められることから、基礎体力が著しく増強され、スタミナのある体となります。この他、酵素は、次のような働きもおこないます。

  • 心臓病・脳卒中の予防や治療に効果(動脈管を強靭にし、弾力をもたせる)
  • 小児マヒや卒中の後遺症回復
  • 潰瘍・炎症の治癒

ことに、ガン・糖尿病・高血圧・脳溢血・心筋梗塞などの肉食性による疾患は、いずれも酵素の特性を活用することによって、体質改善をよりすみやかに、確実におこないます。

酵素は、体内にあって細胞の形成とともに生みだされたものです。新陳代謝のくりかえしによって、消耗したり破壊されたりすします。

したがって、常時、食物として補給しないと、生理機能が弱められ、いろいろな障害をおこすことになります。このことを経験的に知っていた日本人は、昔から実によく酵素を利用していたのです。

本物のみそ・しょうゆ・納豆・漬け物・甘酒などの発酵食品がそれらです。これらの食品には良質な酵母菌が繁殖しており、酵素もたっぷりと含まれていました。

私たちの祖先は、現代目本人と違って動蛋食品(動物性タンパク質を含む食品)を摂取せずとも立派な体格と健全な精神をもち、質の高い精神文明を築いてきたのですが、その理由のひとつは、これらの発酵食品を上手に活用したことにあります。

現代の日本人は、良質の発酵食品をとらなければならないのに、現代栄養学の論理にふりまわされて、昔からのすぐれた食品の価値を不当に低くみています。

そればかりか、食品添加物をぶちこんで、自然な発酵を阻止してしまっています。そのうえ、酵素の働きを阻害する白砂糖や精製塩、食品添加物入り加工食品などをとっているため、深刻な酵素不足に陥っています。現代日本人の健康は、この酵素不足を解消しなければ、回復不可能です。健康食品の「酵素」をとりいれ、体内の酵素の消耗を補って活性を高めることが、今日望まれる最も確実で有効な方法なのです。

腸内の常在菌叢を正常にすれば、必然的に血液はきれいになります。逆に、腐敗菌・病原菌がふえると、血液が酸毒化し、病気にかかりやすくなります。

人の生理的年齢は腸の中の有用な乳酸菌の数によって決まるのです。腸の中で乳酸菌が十分に増殖し、肉の処理も含めて消化作用が順調におこなわれ、血液の浄化が促されれば、長寿を享受できる結果につながるのです。

病気になり、そして治るのはどうしてでしょうか?

好き嫌いなく何でも食べていると病気になってしまう

この世の中に、これまで私は一度も病気になったことがない、という人がいるでしょうか?。また、反対に、不摂生のかぎりを尽くした生活をおくっていても、ガンにも糖尿病にもならない人もいます。

人はなぜ病気になるのでしょううか。また、なぜ治るのか?似たような生活をおくっていても、病気にかかる人とそうでない人がいるのはどうしてでしょうか。

血液がどこでつくられ、どんな働きをしているのかを追究すれば自ずと答えはでてくると思っていました。そんなことは、もうとっくの昔に現代医学で解決がついているはず、と思われるかもしれませんが、実は、解決はついていないのです。

というより、解決していない問題を解決ずみの問題として扱っているということです。ところが、その姿勢は根本的に間違っているのです。
その血液についての考え方の誤りこそが、現代人の体質の悪化、慢性病の激増を招いた元凶だと考えています。

まず第一に、現代医学では、血液は骨髄組織でつくられるというのが定説になっているけれども、それに対して私は、消化管でつくられているという事実に驚きました。また、血液の最も主要な働きは、酸素や栄養物を運ぶベルトコンベヤー機能だとされていますが、本当は、直接的に血液が体の中のすべての細胞に変わっていっているのです。

血液がすべての細胞に変わっていっている人間の体は、「血の袋」ということは、血液の性質しだいで、体細胞の質、すなわち体質は良くも悪くもなるということです。

つまり、血液が汚れるために発病または痛気の悪化が進み、血液がきれいになると病気は確実に治癒していくということです。よく末期ガンの患者さんの最後のガン克服方法は、血液を浄化する方法だと言われますが、これと同じです。
初心者にもわかりやすいコンテンツ – 健康&美容(ガン患者のための血液浄化のための自然療法

つまり、その血液をつくるのに必要な食べ物の質が、血液の質を、さらには体質をも決定するのです。何気なく口にしている毎日の食事が、お菓子が、そして飲み物が、病気になる体質か、なりにくい体質かを左右するのです。

現代医学・栄養学はここのところを見落としているがゆえに、好き嫌いなく何でも食べよ、などという無責任な発言がなされるのです。

食品選びは間違いだらけ

「自然食品、健康食品によって病気を治そう」といった趣旨の文章にも、頻繁に目にするようになりました。よく読んでみると、「健康体には栄養のバランスが大切だから、タンパク質食品や野菜をたっぷりとろう。そのうえで、健康食品を上手に活用しよう」とか、「牛乳は汚染されていない天然牛乳を飲むことが大切」とか書かれています。

何のことはない、現代栄養学の論理に、いまハヤリの自然食風の味付けをしたというだけのもので、本来の自然食とは、まったく関係のないものです。

食品添加物をとりのぞくだけでは、われわれの体は健康にはなりません。自然食とみなされる食品も、摂取の量や方法によっては、添加物よりも害がある場合もあります。

たとえば、食事のパターンを完全な穀菜食にしておいて、食品添加物入り食品を食べた場合と、肉食をしながら食品添加物のない食べ物を食べた場合とでは、完全穀菜食性の食事をしているほうが、まだましです。

机上の計算やデータにたよりがちな現代栄養学の論理にしがみついているかぎり、自然食について云々することはできません。

ところで、食べ物で健康増進をはかったり、病気を治そうというところから、「自然食品・健康食品」という考え方が生まれました。

栄養生理学によって食べ物と体細胞が有機的に連続していることが、はっきりと認められたからです。ところが現代栄養学は、その事実を認めていません。事実でないものを事実のように見せかけるために、いろいろな矛盾を抱えこんでいます。その間違いだらけの論理によって導きだされた食事法は、ほとんどの場合、健康状態の悪化や、病気を招くだけの処方箋となります。

食事療法という言葉も使われていますが、食事療法とは病気の回復に有効な食事法でなければなりませんが、現代栄養学には、食事療法という言葉はあっても、その実体は存在しないのです。ともあれ、自然食を正しく理解し、誤りなく実践するためには、現代栄養学の根本にある考え方の誤りを、十分に知っておく必要があるのです。

体にとって本当にいい食べ物・悪い食べ物

「栄養学」とは、その食物が人間の体内でどんな良い作用を及ぼすかについて研究する学問です。人間の体に食物が役立つか物を体の中にとりいれ、その食べ物が体の中でどのように処理されわれわれの体の細胞に対し、どのくらいのプラスの面があらわれてくるかという生理学になっていなければ、本当の栄養学ではないのです。

私が、「いまの栄養学は食品分析学である」というのは、それが体のことをまともに考えていないからです。体を大きくする食品がいい食品である… などと、とんでもないことをいいだす輩もいます。
体を大きくすることは、体にとって必ずしもプラスにはならないのです。体にとってプラスになるということは、その内容を高めるということです。
体内の消化作用をスムーズにし、体の抵抗力をつけることが、体のためになることなのです。残念ながら現代の栄養学界では、このような研究はなされていません。ネズミなどの実験で、チーズやバターを与えると、体重がどんどんふえてくること発表されていますが、実際には体の中で腎臓や肝臓がガタガタになっているという現状までは、研究されていません。

つまり、外観だけを評価しているから、体が大きくなる食べ物が「いい食べ物」であるかのごとく、錯覚しているのです。ここに、いまの栄養学の決定的な欠陥があることがわかります。

「個人個人の体質に合った食べ物で病気を防ぎ根治する」治療法

ではここで、現代栄養学で信じられている2~3の問題をとり上げて批判を加えておきたいと思います。ひとつは、栄養分析表通りの栄養価が食べ物に含まれており、それが食べた人の体にそのまま吸収されるかのような錯覚をもっていることです。

たとえばステーキがあって、これを私と他の人が同じ量を食べた場合です。30年来、肉から遠ざかっていて、これを死ぬ思いで食べる私と、これを食べるとスタミナがつくと考えて喜んで食べる人とでは、おのずから栄養状態が異なってきます。まず、食べる時の精神状態や咀嚼の度合いが違ってきます。それは人によって消化液の分泌量が違うからです。消化液にはいろいろな種類があり、唾液にはじまって、その唾液の中の酵素の活性度、胃から分泌される酵素の活性度、胃液の分泌量、十二指腸および膵臓から分泌される消化液、胆汁など、人によってみな異なります。

だから、同じものを同じ量食べても、食べる人が違えば栄養価も違ってくるのです。もうひとつ大切なことは、腸内細菌の問題です。

われわれの腸の中で共棲している腸内細菌の状態が、栄養効果をガラリと変えてしまうのです。この腸内細菌の状態は、人によって千差万別ですが、簡単に説明すると、たとえば、腸の中に乳酸菌という菌がいますが、この乳酸菌がたくさん繁殖していると、たいていのビタミン類は全部製造されます。

要するに、食べ物の中にビタミンがあるかないかではなく、乳酸菌がどれくらいいるかが、栄養問題として、はるかに重要なのです。
腸はビタミン、ホルモン、酵素をつくる | 賢い乳酸菌生活

その反対に、アノイリナーゼ菌はビタミンBl破壊酵素をもっている。肉食したり、甘いものをどんどんとると、腸の中でこのアノイリナーゼ菌が繁殖してくる。たとえば、ある野菜の中にビタミンがたくさん含まれているからということで、それを食べる。しかし、腸の中にアノイリナーゼ菌がいっぱいいると、腸の中に入った野菜のビタミンはゼロになってしまうことさえあります。
だから、栄養価の問題は、体から切り離された食べ物の次元で論じても意味がないのです。その意味のないこと、食品分析学の域をちょっぴり出た程度のことに、いまの栄養学上菜ばかり食べていると戟争に負けてしまう、といい、スタミナをつけるためには動物の肉をどんどん食べるべき!、と肉食を奨励しました。

その結果、病人は急激にふえ、死亡者も多数に及び、結局、戦争にも負けてしまったという結果です。

このためドイツ人の中には、戦争に敗れたのは兵隊が弱かったからではなく、ルブナーが野菜を家畜に与えて、人間にその家畜の肉をどんどん食べさせたことにある、と批判した人がいたという史実があるのです。

不老長寿の国の献立

ここで、インドの国立栄養研究所でイギリス人栄養学者、マッカリソンによっておこなわれた実験を紹介しましょう。その実験の結果から、どんな食べ物が私たちの健康に寄与するのかを、正しく知っていただきたいと思います。

ネズミを1000匹ぐらいずつA・B・C の3つのグループに分け、生まれ落ちてから2年7ヶ月の実験期間中、与える餌をそれぞれ変えて飼育しました。
そして、ネズミの中にどんな病的な変化があらわれるかを調査しました。

A グループには、フンザ食を与えました。パキスタン最北端の山岳地方に位置するフンザは不老長寿で有名であり、そこに住む人たちは、だいたい150歳くらいの長寿で、天寿をまっとうしています。

彼らの主食はチャパティといって、小麦を石臼でひき、水で練り、棒で大きく広げて焼いて食べています。ここで大事なことは、食べる分量だけをそのつど臼でひいていることです。

また、その粉は精白しない玄麦の粉です。チャパティ以外は、野菜を副食にして果物を少量食べる程度。肉食はしませんい。すなわち、典型的な穀菜食性です。このような食事を与えました。

Bグループには、インド食を与えました。インド食の主要食品は、穀物と野菜と肉、香辛科などです。

Cグループには、洋食を与えました。
これは、精製粉でつくつたパン、ハム、ソーセージ、バター、チーズなどです。ネズミの2.7年というのは、人間の年齢では50~60歳に相当します。

この時点でネズミを全部解剖し、頭の先から尾の先に至るまで顕微鏡で調べました。その結果わかったことは、フンザ食を与えたAグループのネズミは、ただの1匹も、ただの1ヶ所も病的な変化は認められず、100%完全な健康体でした。

このことは、大変に重要な意味をもっています。事実、フンザ食をとっているフンザの人々は病気というものは知らず、健康体で天寿をまっとうしているのです。インド食を与えられたBグループのネズミの場合は、ほぼ半数に病的な変化があらわれました。その中でとくに多いのは胃腸の炎症、肝臓・腎臓の病気、次に虫歯にかかったり、脱毛するという病変をおこしているのが目立ちました。

インド食は、一言でいうと肉と野菜を半々に組み合わせたものです。現代の日本人の食生活は、Bグループに最も近いものです。
いまの日本人の食生活のパターンが続くかぎり、胃腸の炎症、肝臓・腎臓の病気などからまぬがれることはできません。

洋食を与えられたグループの場合は、1匹の例外もなく、Bグループのネズミの半数がひきおこした病変のどれかをひきおこしていました。

ひどい例として、1匹のネズミに胃腸、腎臓、肝臓の病変が集中的におこっていました。その他に、精神異常というきわめて特徴的な現象がみられました。

ネズミの体質によってしたは、腎臓・肝臓が早々と傷んでしまい、その弱ったネズミを、元気なネズミが寄ってたかって食いちぎってしまう、いわゆる共食いをはじめたのです。

これはCグループのみに認められた現象で、2.7年たった時には、2割のネズミがへっていたといました。

この実験の結果を、ネズミだけにみられる現象だとわりきって考えることはできません。世界の情勢を見渡すと、人間社会にもピッタリ当てはまることがわかるからです。

血液の汚れが病気のモト

自律神経失調症という病気がふえています。自律神経失調症はこちら
現代の日本人のほとんどは、例外なくこれに陥っています。

戦後20~30年の間に徐々に食生活の内容が変わり、食事のパターンが変わってしまったということです。それとともに、こうした患者や知的障害者がどんどんふえてきているのです。
その人がどんな食事をしてきたかを克明に書いてもらっています。そこでわかるのは、肉食をしている人は肝臓と腎臓が必ず悪くなっており、自律神経機能も大幅に狂っていることです。

肉食者の体質的な特徴が病気となってあらわれるのです。胃腸と肝臓とは、とくに密接な関係をもっています。胃腸が弱くなる条件のもとでは、肝臓も多かれ少なかれ障害をおこしています。

私たちの体は、消化作用によって、植物性炭水化物・租タンパク・租脂肪・ミネラル・ビタミンなどを素材にして、自分の体のタンパク質を合成しています。

この働きは、原子炉内でおこる元素転換に匹敵するもので、きわめて大きなエネルギーを必要とします。われわれが毎日眠るのは、他でもない、この胃腸を休めるためです。

消化という作業は、胃腸に想像以上に大きな負担をかけるものなのです。当たりまえの食事をしていてさえそうなのだから、肉食をすると、胃腸の負担は何倍も大きくなります。
肉のタンパク質は、そのまま体のタンパク質になるのではなく、いったん炭水化物たいに還元されてから、改めて体タンパクにつくり替えられるのです。

本来ならば必要のない「炭水化物への還元」というよけいな作業を負わされるので、肉食にかたよった食事の消化作用においては胃腸の疲労度はそれだけ大きくなります。
ついには胃腸機能は低下し、同時に肝障害を招くことになります。また肉は、スムーズに消化吸収されないために、腸内に異常発酵がおこり、老廃物や毒素が大量に生みだされることになります。これらがすべて排泄されれば問題はないのですが、そうではありません。

腸壁にどんどん吸収され血液中にはいりこみます。その結果、血液は酸毒化してしまいます。体のすべての細胞は血液によって養われているから、血液が酸毒化すれば、細胞の機能障害が全身におこります。

とくに腎臓は障害がおこりやすくなります。腎臓は実質臓器であるため、毛細血管がとくに蜜に分布しており、機能状態は血液性状に敏感に反応します。

また、排泄器官である腎臓は、血液中に含まれている老廃物を体外に捨てる役目をはたしており、いわば浄血器官です。
血液の汚れがひどければひどいほど、それだけ腎臓の負担も大きくなります。さらに、肉食で血液性状が異常になると、自律神経機能が失調しやすくなる。神経系は、そのつなぎ目であるシナプスおよび末端が血液性状の変化にきわめて敏感になります。
そのため、血液が酸毒化すると、それらの働きに混乱が生じる。とくに繊維が細く、微妙な働きをしている自律神経系には狂いが生じやすいのです。

人間は草食動物か?

私がこれほどまでに肉食を避けるようにすすめるのは、ある根拠に基づいた理由からです。われわれにとって一番のタンパク源とされている「肉」は、実は人の体に適していません。

本来、人間の食性は雑食性のようにに思われていますが、実は草食性です。草食動物にしかみられない歯の並び方が、それを証明しているのです。

そもそも私たちの体のタンパクは、全部を自分の消化器官でつくっているから、さらに肉食でタンパク質をとる必要性はないのです。あくまでも、嗜好食品としてなら食べてもいいという程度のものです。

肉を食べなければ生活できないとか、スタミナがつかないとか、成長しないとか、というのはデタラメです。消化液の性質をみても、肉食動物と草食動物では違っていて、草食動物は、肉食動物のような強力なタンパク分解酵素をもっていません。
肉の中に含まれているタンパクを、アミノ酸くらいの状態にある程度分解する作用はあるが、それ以上の作用はもっていません。
また、肉食動物と草食動物は、腸の長さが異なります。肉食動物は短く、草食動物はかなり長いのが一般的です。

人間は、腸が長いほうの部類に属しています。草食動物のウサギの腸には、大きな虫様突起がついていますが、人間にも盲腸(虫様突起)があります。

よく、盲腸は不要な器官だといわれますが、本来、草食動物である私たちにとっては、活動していて、必要な部分です。盲腸炎にかかるのは食べるものが悪いからであって、植物性のものを食べていれば盲腸が腐ったりする心配はありません。
肉食動物ではないのに肉をどんどん食べるから、盲腸炎にかかるのです。これらのことを総合してみても、人間は明らかに草食動物であり、草食動物の中の穀菜食性の動物といえます。

生命あるものを丸ごと食べる

それから、頭から尾までの全体を食べること、すなわち「全体食」をすすめています。たとえば、魚の頭の部分、腹ワタの部分、尾の部分は、それぞれの栄養成分が異なります。このように部分部分をみると、成分は極在化していますが、その魚を全体としてみればバランスがとれているのです。

「丸ごと食べるべし」ということは、自然哲学によっても説明できます。自然哲学の法則によれば、毒をもっている生物(動物・植物)は、その毒を消す成分を体のどこかに必ずもっています。たとえば、毒へどなどは皮の裏側に毒を消す成分をもっています。キノコも、昔は発ガン性があるといわれていましたが、最近ではまったく反対に、制ガン作用がある、といわれるようになりました。

これも、毒と薬の両面をもっているので、全体としてはバランスがとれている、というわけである。だから魚なども、身の部分だけ食べるのではなく、圧力釜などで、頭や骨も軟らかく煮て、全体を食べるべきなのです。この、全体食をすることと、栄養のバランスをとるということとは、密接な関係があります。

栄養分析表でバランスを考えるというのは、まことにナンセンスでです。その点に関しても、海藻類は他のものとは異質で、重宝な食品だ。海藻類の成分組成は、ちょうど植物の花、菓、茎、根を均等にミックスした姿になっているので、どの部分を食べても、陸の植物の全体を食べたことに通じる唯一の貴重な植物です。
自然食で海藻の活用が大いにすすめられているのも、そのためです。また、浅い海でとれる全体食の可能な下等小動物(小魚、小エビ) も同じ理由から、大いに活用すべきでしょう。

体質改善のきっかけになる

われわれが普投、口にする食物によっては、慢性病になることもあるし、逆に食物で病気を治すこともできるのです。であるからこそ、食物は十分に吟味して選択する必要があるのです。ただしこれは、選び抜かれた食物をとってさえいればよいというわけではありません。

同じように食物をとりいれても、それを摂取する人の体質や環境などで滑化作用が違ってくるからだ。自分の体質をよく理解したうえで、自分に適した食物を適量摂取することが真に理想的な食事の仕方といえるでしょう。

一般的にいえば、肉・牛乳・卵などの動物性食品の過剰摂取は、腸内環境を悪化させ、体内にさまざまな毒素を生じさてしまいます。
動物性タンパク質の腐敗や腸内翠玉菌の増加を招きます。これらは腸から吸収され、血液性状を悪化させる元凶となります。
逆に、穀物を中心とした菜食では、きれいな血液がどんどんつくられ、すばらしい体質改善効果があらわれます。これは、人類が本質的に穀物・菜食の食性をもっているからです。

ガン体質はこうしてできる

動物性食品はガン体質をつくる元凶です。また、精白米・白パン・ウドン・白砂糖などの精白食品も腸内での腐敗現象をおこさせ、血液性状を悪化させます。

ところが、現代の日本人は基本的にこの2つを柱とした食事を毎日くりかえしているのが現状です。このような立派な(? ) 発ガン食を毎日摂取しているのだから、ガンにならないほうが不尽議なくらいです。

ガンになる過程はこういうことです。腸内で腐敗現象がおこると、さまざまな毒素が発生し、血液が大いに汚され、血球の質も悪くなります。

そして細胞の機能がすっかり混乱し、いろいろな炎症をおこします。炎症のひとつのタイプがガンです。炎症のおこり方はいろいろあって、そのひとつのタイプとしてガン細胞が生まれます。

だから、ガンの成り立ちというものも、他の慢性病のそれと、本質的にはまったく同じだといってよいでしょう。ガンとは慢性病を総合したような痛気で、ある意味では慢性病の終着駅とも言えます。現代医学は、すべての病気を征服しっつある…などといわれるが、それはまったくの誤りで、むしろ病気を複雑化し、治りにくくしているのです。

これは、直接的には現代医学が化学薬剤を治癒手投のパートナーに選んだという、大きなミスによるものですが、もとを正せば、血液の誕生とその機能の重要性について、正しい考え方がなされていないところから生まれた悲劇ともいえるでしょう。

現代人にはとてもありがたい自分で出来るガン検査(検査キット)はこちら。

食欲不振

病気の原因と症状

食欲とは何かを食べたいという欲求であり、いろいろな要因によって影響を受けます。

例えば、テレビでグルメ情報を見ていたらおいしそうなものがあって、食事をした後でも食べたくなってしまったというのは、よくあることだと思います。これは、実際の空腹とは関係無く食欲がわいてしまう感覚的な食欲ですが、私たちの食欲は脳でコントロールされていて、満腹感が有るか無いかと密接に関係している生理的な食欲があるのです。

食欲をコントロールしているのは、脳にある視床下部というところです。この視床下部には、「食欲中枢」という空腹を感じる部分と「満腹中枢」という満腹を感じる部分があります。これらは、食べ過ぎや食べなさ過ぎにならないようバランスをとりながら、司令を出しているのです。

そして、食欲の低下には、次のような原因が考えられます。

  • 中枢性食欲不振・・・脳の腫瘍、炎症、高血圧などによって、食欲中枢やその周辺にも影響を与えます。
  • 内蔵性食欲不振・・・胃腸や胆のうの病気、また便秘などの消化器の疾患や腎臓の病気がある場合に食欲が低下します。
  • 欠乏性食欲不振・・・ある特定のビタミンの欠乏や栄養障害、ホルモンの分泌が悪くても起こります。
  • 中毒性食欲不振・・・薬剤や毒物によって食欲中枢が刺激されたり、胃腸の粘膜が障害を受けて起こることがあります。

ほかに、ストレスや不安感があったり、夏バテ、運動不足などでも食欲が低下します。

食欲不振の時の食事療法について

食事のバランスが悪かったり、ストレスがたまったことによる食欲不振であれば、それらを改善します。病気が原因となっているなら、まずは病気の治療が優先です。

とにかくひとくちでも食べる

ひとくちでも良いので、食べられるものを口に入れることが大切です。食べないでいるうちに、さらに食欲が抑えられてしまいます。

食前に少しアルコールを飲む

アルコールには、胃液の分泌を促し食欲を増進するはたらきがあります。食前に適量のシャンパンやビール、ワイン、梅酒などを飲むと、良い効果に期待できます。

ストレスを取り除く

ストレスがたまっていると、食欲はなかなか出てきません。家に帰ったら、ゆったりとした気分でくつろぎましょう。

調理のコツ

好きなもので良いので、食べられる量から始めましょう。揚げものなど油っこいものなら、酢と組み合わせると食べやすくなります。
疲労回復にもはたらく、オススメのお酢はこちら。
また、酸味のほかにも、食欲を増進させる食前酒、香辛料や香味野菜をうまく取り入れましょう。

美味しそうに盛りつけたり、食器にも気をつかうと、気分が上がり食欲が出たりします。

胃カメラで異常がないのに胃痛や胃もたれに悩む日本人は多いがこれは消化酵素が不足しているから

ミネラル豊富な活泉水で心筋梗塞を防ぐ

虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)の総患者数は80万8,000人 厚生労働省平成20年時点での調査ですので、現在(平成28年)でどのくらいの人数かは不明ですが、厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成20年調査によると、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、80万8,000人でした。

体内にあるナトリウム・カリウムポンプのバランスを保つためには、ミネラル分の多い水を摂れば安心です。

ミネラルが多い水となると、外国製の硬水をイメージしますが、日本国内のおいしい超軟水にもミネラル分の多い水があります。
たとえば、活泉水などは軟水ですが、ミネラル分の多い水になります。

心臓を動かしている筋肉を「心筋」といい、心筋に栄養と血液を送る血管を「冠動脈」といいます。冠動脈は動脈硬化を起こしやすく、血管の内側が狭くなったり、血栓ができてしまい心筋梗塞を引き起こす要因となります。したがって、心筋梗塞を予防するには、冠動脈の硬化や閉塞が起きないよう日ごろの食習慣、生活習慣がとても重要です。

心筋梗塞患者の冠動脈内で血栓のできている場所には、血管内側の膜に亀裂が生じています。

このように、要因はともかく血管の内側に亀裂ができると、体内では血小板や血液凝固システムを使って、その亀裂を修復しようとします。そのとき血液の固まりが小さく、血の流れを妨げない程度であれば、亀裂の修復作業は速やかに終わり症状は表面化しません。ところが、血管の内側が狭くなっていたり、血の固まりが大きいと、血流が妨げられ狭心症や心筋梗塞が起こります。

高血圧の人は動脈硬化を招きやすいですし、心臓にも負担をかけます。心筋梗塞を予防するには、まず血圧を正常値に戻すことが先決です。高血圧は肥満、運動不足、飲酒、喫煙などとともに、体内のナトリウムが増え過ぎたことによる循環血液の増加が要因です。

塩っ辛いものをたくさん食べて、体の中にナトリウムを多く取り込んだ状態になると、血圧も上昇する。これが高血圧の原因のひとつです。高血圧の予防には減塩が必須なのはこうした理由からです。腎臓にカリウム・ナトリウムポンプという体の中のカリウムとナトリウムのバランスを常に一定に保とうとするシステムがあります。血圧の高い人や糖尿病の人にカリウムを多くとりましょう。というのは、そのナトリウム・カリウムポンプを動きやすくさせるため。そして不要なナトリウムの排泄を促進させるために水も必要です。

この場合の水は、電解質やミネラルが豊富に入っている水がおすすめです。本来は、硬水がいいのですが、日本人の舌には合わないことが多くあまりおいしくありません。そこで軟水でもおいしい活泉水がおすすめというわけです。

また、心臓の収縮機能が低下している人は、簡単に言えば、心臓の1回の収縮によって排出される血液量が正常な人に比べて少ない状態ですから何度も排出しないと循環動体を守ることができません。

車のエンジンに例えれば、通常の人が1回転するところを2回、3回転することで同じ状態にしている状態です。

その際、一生懸命に働いて負担がかかっている心臓をなんとかなだめようとする治療が行われます。すでに治療している人は医師の指導のもとにあるからいいんですが、自覚のない人が、動悸が激しいからと水を飲んでしまうと、循環血量が増えることになるので、逆に心臓の仕事量を増やしてしまうことになります。結果、心臓に負担をかけるケースがあるので、注意しなければいけません。

心臓に不安を抱えている人は民間療法を試す前に、まず、検査をします。心臓に不安がなければ、水をたっぷり摂り血液をサラサラにすることで、冠動脈の血栓を防ぐのはもちろん、高血圧を下げる効果なども期待できます。

むくみ

病気の原因と症状

私たち人間の体は、成人の場合で60パーセントくらいが水分でできているといわれています。血液やリンパ液が主で、これらは細胞の中や組織の間にも含まれているのです。

浮腫(むくみ)というのは、この血液やリンパ液から必要以上に水分がにじみ出て、周辺の組織にしみ込んだ状態です。体のどの部分にもむくみは起こりますが、特に多くあらわれるのは、顔と足です。むくんだ皮膚は指で押すと跡がくぼんだようになって、しばらくは残ります。

むくみの原因というのは、ほとんどが病気からきているものだと考えられます。例えば、腎臓病になるとむくみがでるのですが、特にネフローゼ症候群腎不全の状態になると、それは顕著にあらわれます。ほかに、肝臓病になると腹水というかたちでむくみがあらわれ、心臓のはたらきが弱っていたり血管やリンパ管の流れが悪くても、むくみは起こります。

また、タンパク質の摂取不足で起こる低タンパク質血症やビタミンの欠乏による栄養障害、妊娠中毒症、アレルギーなど、さまざまな病気が原因でむくみがあらわれるのです。

さらに、病気でなくても、過労や睡眠不足の人、月経前の女性、立ち仕事が続いていたり、きつめの服を長い時間着ていたりすることでも、むくみが起こることがあります。

むくみの食事療法について

昼間に居眠りが多い人は要注意

体内の物質は、すべて水に溶けた姿で代謝活動しているから、よけいな水分が体内に停滞すれば、老廃物や毒素も一緒に体内に残ってしまいます。その後、いろいろな障害をひきおこします。

反対に、とどこおっている水分がスムーズに流れるようになって、よけいな水分が排泄されれば、水と抱き合わせになっている老廃物や毒素も体外に排出できます。こうして組織から老廃物や毒素が出ていけば、それだけ消炎効果が得られます。

排尿がスムーズにおこなわれないで、むくみのある人は、利尿作用をもつ薬草の中から自分に合っているものをみつけて活用するといいでしょう。手軽に利用できて効果が大きいところから、昔から珍重されているのは、トウモロコシの毛およびニワチコです。

トウモロコシの毛の煎汁は利尿効果のほかに、ロシアでの臨床研究では胆のう炎、胆石、黄疸などにも有効であることが確かめられています。薬理成分は、カリウム塩とアルコール不溶性の吸湿性物質といわれていますが、あまりよくわかっていません。

ニワトコの葉・枝・根皮を乾燥させ、煎じた汁は、腎炎・ネフローゼのむくみ、関節リウマチで水がたまったものに効果的です。
薬理成分が何であるかはまだつきとめられていないが、樹皮に含まれるタンニンはそのひとつです。
いずれも20gを500cc の水で半量に煎じ、1日3回ぐらいに分けて飲みます。

肥満は組織によけいな脂肪がたまるという異常であるのに対して、むくみは水分(組織液)がたまっておこるものです。とくに、腎臓病、心臓病、肝臓病、肺疾患、甲状腺障害の時にむくみやすくなります。

むくみは、水分およびミネラルの代謝が混乱してひきおこされる現象ですっから、放置すれば、しだいに疲れやすくなり、体は衰弱していきます。

現代日本人の多くは、それと気づかぬうちに、多かれ少なかれ、むくみに見舞われているはずです。白米を主食にしていると例外なく脚気になりやすいのですが、脚気の主症状のひとつはむくみなのです。ただし、ほとんどは潜在性脚気だから、むくみもあまり強くはあらわれません。顔が何となくはれぼったいとか、朝おきた時、手や足がむくんだ状態になっていて、昼間、体がだるくて居眠りしやすく、根気がないとう症状があったら要注意です。

脚気のむくみには、アズキが効果的です。アズキはB1、B2をはじめ、ビタミンB 群が豊富に含まれます。もともと脚気でむくみがおこるのは、B群の著しい欠乏のため炭水化物代謝が混乱し、それが土台になって、ミネラルや水分の代謝障害がひきおこされるためだから、B群の豊富なアズキはむくみの解消に効果的ということです。むくみが現在はあらわれていない人も、白米主食からくるB群欠乏を解消するために、毎日の食生活でアズキを積極的に活用するといいでしょう。

ゴマやココナッツ頬が体の細胞をひきしめる

むくみに有効な薬草や食品を活用する一方で、むくみをおこさない食生活に切り替えていくことが不可欠です。一方で、むくみをおこす食事をとっていては、せっかくの利尿効果も相殺されてしまいます。

では、むくみをおこさない食事とはどのような食事かというと、体の自然性を損なわない食事のことです。腸の機能を健全化して、血液性状を正常に保つ食事なら、ミネラル代謝もスムーズにおこなわれ、水分の移動も順調にいくから、むくみはおこるはずもないわけです。体の自然性に合致していて、確実に整腸・浄血効果をあらわす食事の原則は、玄米を主食にして、副食に野菜・海藻・小魚介類をとることです。
その原則の中で、とくに次のような点に注意すれば、むくみの根本的解消ができます。

  • 胚芽を十分にとって、代謝活動を盛んにする。胚芽はビタミンB群補給に何よりも効果的な食品。急速にこの胚芽成分を吸収するためには、エキス状のものを活用することが望ましい。
  • ゴマ、木の実で組織をひきしめる。ゴマ、木の実にはリノール酸、租タンパク、酵素がたっぷり含まれていて、細胞の防水性を高め、組織をひきしめ、ダブついている水分を追いだすのに卓効がある。
  • 梅干し、自然塩を適度にとる。ミネラルが豊富に含まれた塩分は、細胞活動を活発にする作用が著しい。とくに胃腸の活動を強化するので、水分代謝を健全化するのにも不可欠。むやみに塩辛いものをとる必要はないが、塩害説に惑わされてやたらに薄味のものばかり食べないことが大切。いわゆる塩害は、精製塩、化学調味料が生みだしている弊害である。
同時に頻尿も改善

正しい食生活に切り替えると、尿不利が治るとともに、頻尿も改善します。頻尿は、膀胱内に一定量の尿をためておくことができずに、頻繁に尿意をもよおすものです。これもなかなか不自由です。

食生活を正すと、生理機能全体が正常になるから、どちらかに傾いている排尿の異常も治ってしまうのです。排尿困難も、頻尿も、その治癒を極力早めるには、健康強化食品を上手に使うのが秘訣です。

まず、これまでの誤った食生活によって弱体化している腎臓・膀胱およびそれらの機能に密接な関係をもつ血管や神経を、健全な姿にいち早く立ちもどらせるために胚芽・葉緑素・酵素の3大健康食品をとります。

そのうえで、むくみのある人は、スイカ糖エキスを用いるのもよいでしょう。

頻尿の人には、朝鮮人参が有効です。体の冷えをとり、神経の過敏性をとり去るからです。なお、頻尿の原因として最も多いのは膀胱炎です。膀胱炎にはウツボグサが効果的です。

花穂20gを水500ccで半量に煎じて、3回ぐらいに分けて飲みます。ウツボグサは肝炎や高血圧にも効果的です。薬理成分はアルカロイドです。

むくみの治療のポイント

  1. 腎臓病、心臓病、脚気を根治する。これらにはむくみがあらわれやすい。
  2. 精白食品、動蛋食品、化学調味料をやめる。これらは血液を汚し、代謝を混乱させる。
  3. ミネラル代謝を正常にする。ミネラル代謝の混乱は、水分代謝の混乱をひきおこし、むくみを招く。ミネラル分の多い食品を積極的にとる。
  4. 精製塩はやめて自然塩をとる。
  5. 細胞の防水性を高める食品を積極的にとる。むくみがおこるのは、細胞機能が弱体化して、余分な水分を組織内に浸入させるのが原因。有益な不飽和脂肪酸を多く含んだ食品(松の実、クルミなど)が大事。
  6. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
  7. 梅干しを常食とする。腸内の異常発酵を防止して血液を浄化し、水分代謝を健全にする。
薬効食品と自然食品
トウモロコシ
毛を煎じて飲む。
ニワトコ
葉、枝、根皮を煎服する。
アズキ
軟らかく煮て、塩味で煮汁ごと毎日食べる。
スイカ糖エキス
利尿作用が著しい。
スギナ
葉茎を煎服。とくに腎臓性のむくみに卓効。

特にむくみの原因になる病気がないのに、なんとなくむくみやすいという人は、次のように食事に気をつけましょう。

ナトリウムを制限する

塩分の中のナトリウムが組織の間に多くなると、それを薄めようとして血液やリンパ液から水分が組織の間へ移行します。すると、組織間の水分量が多くなって、これがむくみの原因になります。むくみをとるには、体内のナトリウム濃度を薄くすることが必要です。
それには、減塩食にすることをおすすめします。減塩の程度はむくみの状態によって異なりますが、一般的には、一日の食塩摂取量を3~5グラム程度に制限します。

場合によっては水分を控える

むくみをとるには水分よりも塩分を控えるほうが効果的ですが、心臓の機能の低下が原因になっている場合には、血液の循環を減少させるために、水分の制限もおこないます。

日頃から、水やお茶を飲みながら食事をしている人、間食にジュースなどを飲む人、アルコール類の摂取量が多い人、また、食後に漬け物を食べながらお茶を飲むことが習慣になっている人は、注意が必要です。

タンパク質不足にならないよう気をつける

血液中にタンパク質が不足すると、浸透圧が低下することで血液中の水分が組織間に移行しやすくなります。これは、むくみを助長することになってしまいます。

血液中のタンパク質を増やすには、特に、肉や魚、卵といった動物性のタンパク質を摂ることがおすすめです。それは、これらが良質で、体のタンパク質に合成されやすいことが理由です。

調理のコツ

味つけを薄くした料理を組み合わせたメニューを考えましょう。かまぼこなどの練り製品やハムなどの加工品、漬け物、佃煮、汁物などは塩分が多く入っているので避けましょう。インスタント食品やレトルト食品なども避けるようにして、新鮮な材料を使います。

タンパク質が不足しないよう、毎食、何かしらのタンパク質食品を使った料理を出すよう工夫しましょう。

関連情報

疲労

病気の原因と症状

疲れというのは、多かれ少なかれ誰でも感じるものです。睡眠や休養をある程度とれば、疲れもとれるのが普通です。しかし、休養してもとれないような慢性的に起こる疲労だと、それは問題となります。

疲労には、肉体的疲労のほか、ストレスなどによる心の疲れの精神的疲労、脳や視神経が緊張した状態が続くことによる神経的疲労もあります。

肉体的な疲労は、あらゆる病気の症状としても考えられますが、代表的なものとして、糖尿病、肝臓病、胃腸病、貧血、内分泌代謝疾患、関節リウマチ、ガンなどがあります。

病気が原因ではない場合には、精神的疲労や肉体的疲労が重なって現れることが多く、これは、過労が蓄積したり、精神的・肉体的作業を長時間続けることなどによって、体内でエネルギー源となるグリコーゲンという成分が減ってしまい、エネルギー不足となっているのです。また、その一方では、筋肉への酸素の供給不足によって産生される疲労物質(乳酸)の蓄積が起こっています。

疲労感というのは、運動が不足しても現れますが、過度になっても現れるものです。日常生活で肉体労働が多いなら、横になってごろごろしたりして休息をとります。精神労働をしているなら、スポーツなどで体を動かすことが休息になります。いずれにしても、規則正しい生活を送り、じゅうぶんな睡眠をとることが大切です。

栄養ドリンクの「インスタント疲労回復策」にたよるな

現代人の間に慢性複合疲労シンドロームが蔓延していますが、基本的には肉体的疲労と精神的疲労とに分けられます。現代人の疲労は、体が疲れているようでいて、その実エネルギーを使いきっていないという面と、誤った食生活による内臓の生理的な疲労が隠されている、という2つの側面があります。

玄米・菜食に切り替えることによって、内臓疲労をとり去り、いくら疲れてもひと眠りすれば翌朝はスッキリ、という真の健康をとりもどすことが必要です。

かつてはビジネスマン専用だった疲労回復のドリンク剤が、いまやエネルギー飲料と名付けられて女性層に、はたまた塾帰りの子供にまで飲まれるようになってきました。これらのドリンク剤には吸収されやすいブドウ糖と、覚醒作用のあるカフェイン、そして微量のアルコールが含まれており、一時的に疲労感が軽減するような錯覚をもたらしています。愛飲者の心理の底には、何か栄養が不足しているから疲れるのだろうという誤解が潜んでいるようです。

しかし、問題点が2つあります。第一に、そのようなインスタントな疲労回復策にたよる人は、普段の食生活もまたインスタントであるということです。食生活のお粗末さのツケを、高価なドリンク剤で穴埋めするという本末転倒の過ちです。第二は、現代人の疲労は不足であるよりも過剰が原因である場合が圧倒的だということです。栄養およびエネルギーの過剰なのです。

根深いアンモニア疲労

人類は本来的に穀菜食の食性をもつのですが、とりわけ日本人は数千年にわたって肉・乳なしの食生活を続けてきたという歴史があります。それが戦後、急速に動物性食品がとりいれられるようになり、体の処理能力をはるかに超えるアミノ酸が体内にはいりこんできて、慢性的なアンモニア疲労を抱えるようになってきたのです。

アンモニアはアミノ酸が分解されてできる中間代謝産物で、非常な毒性をもっています。本来は肝臓で解毒され、尿素となって腎臓でろ過されて体外に排泄されるのですが、とても肝臓や腎臓で処理しきれずに血中にだぶつくのです。

現代人は、重要な解毒器官である肝臓・腎臓が疲労しており、働きが鈍くなっているのです。血液はタンパク過剰でドロリとしており、めぐりが悪く、アンモニア毒は全身にまわっている状態です。

また、消化に要するエネルギーを比較すると、肉類は植物性食品の2倍以上とされます。肉類を過食すると、消化器の疲労が重なるということも、全身的疲労の上ぬりをする。体内のアミノ酸過剰は、当然、アレルギー体質をつくります。
いくら休息してもどことなく疲労感があり、だるい、朝起きた直後は頭がボーッとしているという症状の陰には、アレルギー反応が恒常的に起こっています、

病院では自律神経失調症と診断され、副交感神経の働きを抑える化学薬剤を処方されますが、それを飲む前にアレルギーを疑う必要があるのです。これはアンモニア疲労と一連のものです。

肉体疲労は積極的に重ねるべし

もうひとつの過剰はエネルギーです。普通の肉体的な疲労というのは恐れる必要はなく、むしろ積極的に上手に疲労を重ねることによって体はきたえられ、回復力が高まります。ところが現代人は体を使うことが少なくなり、エネルギーが十分に発散されず、これが逆にモヤモヤとした精神的疲労の原因になっています。その一例が不眠症であり、その結果が寝不足感です。このような疲労感は逆に運動などをしてエネルギーを十分に使えば、休息では得られない爽快感を得られるものです。

疲労の治療のポイント
  1. 動物性食品をやめ、玄米・菜食に切り替えること。根治の決め手である。
  2. インスタント食品や外食を減らし、1日1食でもきちんと自然医食を実行すること。朝食や、時には夕食を欠食しても大丈夫。むしろ、栄養過剰を心配すべきだ。
  3. 積極的に体を使い、エネルギーの出し惜しみをしない。寝床についたらすぐ眠れるくらい、肉体的疲労を重ねるよう自分に鞭打つ心がけが必要。
  4. 適度の酒は精神的ストレスと疲れを癒す。
  5. 酢は肉食過剰の疲労回復にはよいが、溶血性に作用し、玄米・菜食ではあまり必要ではない。肉毒を消すミカンを多少とってもよい。
薬効食品と自然療法
ネギ類
炭水化物の代謝に必要なビタミンB1の効果を高める。とくにニンニクやニラは強壮食品として、昔から愛用されてきた。また、抗アレルギー作用もある。
はい芽
各種のミネラルやビタミンの宝庫で、炭水化物の代謝をスムーズに進行させる。精白食品の常食によっておこる糖代謝不全の疲労に効果がある。
朝鮮人参
肉体疲労ばかりでなく、抗ストレス食品でもある。
葉緑素
浄血・解毒・抗アレルギーに。

疲れているときの食事療法について

何かの病気が原因で疲れが現れている場合は、その病気の治療をすることが第一ですが、疲れが現れる原因となる病気がない場合には、休養をとりながら、疲れがとれやすい食事をしていきましょう。

しっかり食べてエネルギーを補給する

まずエネルギーを補給しなければなりませんが、中でも糖質から摂ることがおすすめです。糖質は体内に入るとブドウ糖になり、脳や神経系のエネルギー源となります。これは、精神的な疲労を回復させるために役立ちます。また、脂肪の分解をおこない筋肉のエネルギー源にもなるのですが、筋肉にたまった疲労物質をとり除くには糖質が必要なので、肉体的な疲労にも役立つということになります。

良質なタンパク質をとる

肉体労働によって筋肉を使ったときにタンパク質の必要量は増えるのですが、それだけでなく、精神的ストレスがかかったときにも必要量は増えます。私たちの体は、ストレスがかかるとそれに対抗するためのホルモンをいくつか分泌して、ストレスを乗り越えようとします。そのときに、それらのホルモンによってタンパク質の分解が亢進します。ですから、精神的にも肉体的にも疲れやすいという人は、タンパク質を多めに摂ると良いです。

ビタミン、ミネラルをじゅうぶん摂る

ビタミンB1やB2、ビタミンC、カルシウム、鉄分などは、疲労と関係のある栄養素です。日頃、疲れても栄養剤などを飲むと治まってしまう人は、こういった栄養が不足している可能性があります。根本的な方法としては、やはり、栄養不足にならないよう、毎日の食事に気をつけることでしょう。

調理のコツ

体を動かし過ぎたとき、または、大きな精神的ストレスがかかったときには、肉や魚、卵、牛乳、大豆製品などのタンパク質が不足しないようにします。また、ビタミン類が豊富な緑黄色野菜などを積極的に摂りましょう。

炒めものや揚げもの、サラダなどで、高エネルギーの油を上手に摂ります。疲れているときには食欲がそれほど無いでしょうから、酢や香辛料を利用して、食欲アップにつなげましょう。

肌あれ

病気の原因と症状

皮膚に潤いがなくなってカサカサする、ツヤがなくなってくすんで見える、弾力がなくなる、血色が良くない、こういった症状を肌あれといいます。皮膚の病気とは違います。

肌あれが起こる原因は、疲労やストレス、栄養の偏り、内臓などの病気といったさまざまなものが考えられ、ただ単に皮膚の表面の手入れだけをしても、症状が改善するわけではありません。全身が健康でなければ、健康で美しい肌は保てないのです。

そして、健康な肌を保つためには、食事療法がとても重要になります。
肌の基礎知識もとても重要です。

肌あれの食事療法について

肌には、体の栄養状態があらわれます。ですから、肌の状態を見ればその人の栄養の摂り方がわかるともいわれます。あれた肌の予防や改善には、まず、全身の栄養状態を良くするよう努めましょう。

各種ビタミンを摂る

健康で美しい肌のために必要な栄養素といえば、やはりビタミンを思い浮かべる人が多いでしょう。皮膚の代謝には、いろいろなビタミンがかかわっているのです。

ビタミンA:ビタミンAは、汗腺や皮脂腺の働きを活発にし、皮膚に潤いを与えます。不足するとカサつくばかりか、表皮の角質層が厚くなって、サメ肌のようになります。また、細菌に対する抵抗力が低下するので、ニキビができやすくなります。体内でビタミンAと同様に働くのはカロテンです。
ビタミンB2:「美容のビタミン」といわれるビタミンです。ビタミンB2は、皮脂の分泌を調整して肌をなめらかにします。不足すると肌が脂性になり、吹き出ものやフケが出やすくなります。唇の乾燥・亀裂や、鼻や耳の周辺の脂漏性皮膚炎などを起こすこともあります。
ビタミンB6:皮脂腺の働きを円滑にする作用があり、ビタミンB6が不足しても肌が脂性になります。
ビタミンC:メラニン色素の沈着を防いで、しみやそばかすの悪化を防ぎます。皮膚の結合組織の発育にも関係していて弾力をつくったり、細菌に対しての抵抗力を増します。
ビタミンE:皮膚の隅々まで酸素と栄養素を供給するために必要なビタミンで、末梢の血液循環を良くします。皮膚の代謝の全般に必要で、脳下垂体や副腎皮質ホルモンの分泌に関与しています。

良質なタンパク質を摂る

肌の栄養状態を良くするには、皮膚をつくっているタンパク質を補給することが必要です。特に、卵、肉、魚といった動物性のタンパク質を摂りましょう。これらには、皮膚をつくるケラチンというタンパク質の素材になるアミノ酸が多く含まれています。
良質なタンパク質が不足すると、肌はツヤを失ってカサつきます。免疫機能が低下し、細菌感染に対する抵抗力も低下してしまいます。

脂肪分と糖分を控える

生クリーム、チョコレート、バターなどを食べると、ニキビが悪化することがあります。これは、脂肪や糖を多く摂ることになって、体脂肪の合成が亢進され、皮脂の分泌が増えるからです。それ以外にも、肉の脂身やインスタントラーメンなどに多く含まれている飽和脂肪酸が多い食品は控えましょう。

調理のコツ

卵、肉、魚などの動物性タンパク質を欠かさないようにします。しかし、動物性脂肪が増えないよう、肉は赤身にし、鶏肉なら皮をはがします。バターやラードは避けます。
砂糖の摂り過ぎにも注意します。そして、ビタミン類が多く含まれる緑黄色野菜を積極的にとり入れましょう。

口内炎

病気の原因と症状

口内炎とは、口の中全体の粘膜や、その周辺(唇)に起こる炎症の総称です。頬や唇の内側など口の中の口内炎のほか、歯ぐきにできるものは歯肉炎、舌にできるものは舌炎、唇にできるものを口唇炎、口角にできるものを口角炎といいます。

呼吸をしたり、話したり、食事をするために、口は外部と接していて、細菌やウイルスが侵入する可能性が高くなっています。のどや鼻ともつながっているので、さまざまな粘膜で覆われているのですが、ウイルスなどが侵入すると、それによって炎症を起こしてしまうことがあるのです。

口内炎ができる原因は、そのほかにもさまざまなことがあると考えられます。なかでも一般的に多くみられる口内炎は、アフタ性口内炎です。アフタというのは、口の中の粘膜にできる潰瘍(かいよう)のことをいいます。疲労やストレスによって免疫力が低下していたり、栄養不足(ビタミン類など)になっていたりすることで発症すると考えられています。患部は赤くなり、そのうちに中心部が白っぽくなって、えぐれたようになります。食べたり飲んだりするとき、歯を磨くときなどに、刺激されて痛みが強く出ます。

ものを噛むときに、頬の内側を歯で噛んでしまったことがある人はけっこういると思います。また、熱いものを食べたり飲んだりしたとき、義歯が当たったときなどの刺激で粘膜が損傷し、これらが原因で発症することもあります。これらは、カタル性口内炎といいます。患部の粘膜が赤く腫れて、熱く感じるような痛みがけっこう続きます。

ウイルス性の口内炎には、単純ヘルペスウイルスに感染することでできるヘルペス性口内炎や、誰もが持っている常在菌のカンジダという真菌(カビ)が通常よりも増殖することで発症するカンジダ性口内炎などがあります。ヘルペスウイルスに感染すると、発熱や痛みを伴うことがあります。カンジダ性口内炎では、白いコケのようなものが付着し、斑点のようになります。こちらも痛みが生じます。

口内炎の食事療法について

粘膜の刺激になる熱いたべものや飲みものに気をつけながら、体の栄養状態を良くしていくことがポイントです。

刺激物を避ける

全体的に薄味に調理し、熱いものはもちろん、冷たいものや炭酸飲料、香辛料、酢といった刺激になるものは避けます。

食品添加物を避ける

食品に添加されている化学成分が口の中の粘膜に刺激になる場合があります。できるだけ、保存料や着色料などの使われていない食品を選びましょう。

ビタミン類をしっかり摂る

口の中はやわらかい粘膜で保護されているので、この粘膜の抵抗力を強くさせることが必要です。粘膜の生成に関わるビタミンA、B群、Cをじゅうぶんに摂取します。

タンパク質もしっかり摂る

ウイルス感染が原因の場合には、ウイルスに抵抗するための免疫機能を高めておく必要があります。それには、タンパク質をじゅうぶんに摂取します。また、タンパク質がしっかり働くよう、摂取エネルギーが不足しないようにしましょう。

調理のコツ

口内炎の予防のためには、ビタミン類、タンパク質を日頃から積極的にメニューにとり入れましょう。口内炎ができているときには、刺激となる香辛料や酢などは控えましょう。煮たり、蒸したり、やわらかく調理するのが良いです。

下痢

病気の原因と症状

便を見れば自分の健康状態がよくわかる、といわれます。水分を70~80パーセント含んでいて水に浮くのが理想の便ですが、それよりも水分が多く軟らかい状態の便が軟便で、さらに水分量が多い水様便が下痢便です。軟便や下痢便が繰り返し出て、腹痛や腹部の不快感を伴うことを下痢といいます。

腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)といわれる運動をしていて、内容物は肛門へ向かい腸管内を進んでいきます。内容物が腸内を通過する時に、内容物に含まれる水分が体内に吸収されて、水分を適度に含んだ便になるのです。

腸の水分調節がうまく機能せずに腸の中の水分量が増えることが原因で下痢が起こるのですが、水分の分泌が異常に増える場合と、水分の吸収がじゅうぶんでない場合とがあります。また、腸の蠕動運動が活発になりすぎて、内容物が腸内を通過する時間が短くなり、腸で水分の吸収がじゅうぶんに行われないことでも、軟便や下痢便となります。

下痢の中で特に注意が必要なのは、何かの病気が原因の場合です。大腸ガン、ポリープ、潰瘍性大腸炎などの病気が原因となって腸がうまく機能しないと下痢が起こります。この場合は、原因となっている病気を治療することが第一です。

こういった病気がない場合でも、消化不良、暴飲暴食、ストレス、抗生剤などの薬の服用、体の冷えや寒さなどが原因になって下痢になることもあります。そして、下痢といっても便の状態はさまざまですし症状も違ってくるので、便の色や出血の有無、吐き気や発熱があるかなど、よく観察することが大切です。

下痢の時の食事療法について

下痢の原因が何らかの病気である場合には、病気の治療をおこなわなくてはなりません。そして、特に病気が無い場合には、原因となっているものをみつけることが大切ですが、ある程度は食事療法も効果的です。

消化が悪いものは食べない

食繊繊維が多く含まれている海藻やきのこ、こんにゃく、ごぼうなどの野菜は、食べないほうが良いです。消化が悪く腸を刺激するので、症状が悪化してしまいます。

ガスが発生しやすい食品は控える

豆類やいも類、バナナなどの食品は、腸内で発酵してガスを発生します。ガスは腸を刺激するので、こういった食品はできるだけ避けましょう。

アレルゲンとなる食品は避ける

食品アレルギーが原因で下痢になることもあります。人によっては、牛乳や乳製品、卵、魚介類などはアレルギーを起こす原因となるので注意が必要です。

調理のコツ

消化不良など急な下痢の時は、まずは白湯や番茶で水分を補給します。徐々に野菜スープやお粥食、普通食にしていきます。豆腐や白身の魚、鶏のささ身などを使って、煮たり蒸したりとやわらかい調理法を選びましょう。

便秘

病気の原因と症状

便秘は、排便の回数や量が少なかったり、便の質が悪かったりして、スッキリ排便できない状態です。理想の排便は、1日に1回、毎朝決まった時間にトイレに行って、気持ちよく排便できることです。

私たちが食べたものが消化・吸収された後、残った内容物が腸内に長い時間留まると、腐敗や発酵が進み、有毒物質が発生します。そして、腹痛や腹部の不快感、膨張感などがあらわれます。便というのは、つまり、体の中には不要なゴミであり、それがうまく排出されないということは大変なことです。たかが便秘、と思われがちですが、便秘は私たちの体にさまざまな不調をきたす、恐ろしい症状なのです。

良い便の場合は、水分が80パーセントくらいで、残りの20パーセントには、食べカスや腸粘膜がはがれたもの、腸内細菌が含まれているといわれています。よく耳にするバナナ状の便で、善玉菌が優位の状態です。反対に、良くない便には水分が少なくコロコロした硬い便や、水分が多すぎてドロドロした便があり、これらは悪玉菌が優位になっています。

特に原因となる病気がなくて起こる便秘を慢性便秘といい、慢性便秘は、さらに、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)と痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)のふたつに大きく分けられます。

弛緩性便秘では、大腸の筋力が低下し便を押し出す働きが弱くなっています。お年寄りや運動不足の人に多く見られる便秘です。

一方、痙攣性便秘では、心配ごとや悩みごとといったストレスを抱えることで大腸が過敏になって収縮するため、便の通りが妨げられています。ストレスによるものは便秘と下痢を繰り返す症状もあり、これを過敏性腸症候群といいます。

便秘を改善、解消するためには、毎日の食事が大切なのですが、ほかにも、ストレスをためないようにしたり、適度な運動をして排出力をつけることが必要です。また、排便の習慣をつけることも大切です。便意がなくても、毎朝決まった時間にトイレに行くようにして、これを習慣化しましょう。生活が不規則になったり、便意があるのに忙しさのために排便できないことがあると、排便のリズムが崩れてしまいます。

「ナマケモノ」便秘と「神経質」便秘がある

便秘症は大別すると、2つのタイプになります。2つのタイプというのは先にも言ったように「弛緩性便秘」と「痙攣性便秘」です。

「弛緩性便秘」は腸、とくに大腸の緊張がゆるんで、運動減退が起こったために、便が停滞してしまったものです。便意はおこりにくくなります。虚弱体質、肥満、老衰の人に多くみられるタイプです。

また健康そうにみえながら、腸の緊張性が極度に低下しているということもあります。白米・白パン、さらにめん類・菓子類などの精白したでんぷん質食品を多食している人におきやすくなります。腸壁を刺激する繊維分が足りないために、腸がなまけてしまう状態です。甘いものをたくさんとっている人は、いっそう深刻な状態になります。白砂糖は組織をたるませる作用をもっています。

一方、「痙攣性便秘」は腸壁が過度に緊張し、痙攣をおこしたために、便が停滞してしまったものです。便意は強くおこるのに、スッキリと排便ができません。
直接的な原因としては、精神的ストレスの作用が有力で、神経質な人におこりやすいタイプです。穀菜食民族の日本人が、肉や卵などの動蛋食品を常食していると、非常に神経質で過敏になりやすくなります。

便秘の食事療法について

便秘の種類によって、食事療法は異なります。

規則正しく食事を摂る

朝食を抜いたり、夜遅い時間まで飲食したりしていると便通が乱れます。食事は、1日3回、規則正しく食べることが大切です。朝食が腸を刺激してくれるので、特に朝食は抜かないようにしましょう。

食物繊維で便をつくる

便秘の改善には、便の量を増やすことが大事です。便の量を増やすには、便の材料となる食物繊維をしっかり摂ることです。食物繊維には、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性があります。水溶性食物繊維は便をやわらかくし、不溶性食物繊維は腸を刺激します。

弛緩性便秘には、便秘薬に頼る前に、市販されている食物繊維が多く含まれた食品などを利用してみるのもよいでしょう。痙攣性便秘の場合は、腸管を刺激することで悪化するので、食物繊維が多いものは控え、消化の良いものにします。
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主食は玄米を中心に

ご飯に含まれるデンプン質の一部は、小腸で消化されずに大腸に達し、食物繊維と同様に働きます。パンやめんは小麦粉からできているので消化がよく、作用はそれほど期待できません。

頑固な便秘の場合には、白米よりも玄米や胚芽米のほうが食物繊維が多く摂れ、改善に効果的です。

調理のコツ

弛緩性便秘の場合、腸を刺激する食品を多く摂ります。主食にも副菜にも食物繊維の多いものをとり入れましょう。また、便のすべりを良くするには油が必要です。植物油、オリーブオイルを料理に使いましょう。

痙攣性便秘の場合には、逆に、食物繊維が多い食品を避けるようにして、消化のよい食品や調理法を選びましょう。

便秘もちの人は早く老ける

現代日本人の食生活は、精白食品と動蛋食品が中心をなしています。だから、便秘の様相も、きわめて複雑になっています。
いずれにしても、便秘をしていると、停滞している便が発酵したり、腐敗したりします。発生した有毒ガス、毒素は老廃物と一緒に血液中に吸収されてしまいます。その有害成分が、全身をめぐっていって、内臓細胞や神経細胞などに漂着して、頭痛、吐き気、胸やけ、めまいなどを起こします。

このような状態が進行すると、慢性病に移行していきます。体質によってあらわれ方は違いますが、特に起こりやすいのは、高血圧症、動脈硬化症、肝硬変。場合によっては、脳出血、狭心症によって突然死を招くこともあります。
同時に、皮膚にも、吹きでものができやすく、肌があれたり、たるんだりします。便秘は早老と密接な関係があります。とくに問題になるのは、便秘がノイローゼの温床になりやすいことです。

現代日本人の便秘が一層されたら、世の中のありようはよほど変わったものになるでしょう。なにしろ、いまや日本人の2人に1人は便秘に悩まされているのです。

便秘をすると、血液が汚れ、血液中の酸毒成分は、どの体細胞よりも、微妙な働きをしている自律神経機能の混乱をおこしやすいのです。

とくに肉、卵を多食している場合は危険です。これらの未消化物が腸内に停滞して異常発酵すると、アンモニア、アミン、硫化水素、インドールなどのきわめて有害な毒素を発するからです。これらの毒素は、不眠や疲労の原因となる別のルートからも、二重三重にノイローゼを助長します。

便秘完全解消の生活術あれこれ

便秘を招きやすい食品を極力避け、便通促進効果をもつ食品を極力利用することが有効です。実際その通りで、とくに白砂糖と肉をやめてアズキ、ヒジキ、サツマイモ、コンニャクなどを極力活用すると便秘はたちまち改善の方向へ向かいます。

ただし、根本的に治すためには、食事のパターンそのものを変えてしまわなければなりません。積極的に腸機能の健全化をはかることが不可欠です。そのためには、日常の食生活を玄米主食、野菜・海藻・小魚類の副食に切り替える、特に、主食に玄米をとることが重要です。

腸の機能が低下しているのは、精白食品でミネラル欠乏になっていること、動蛋食品で腸を極度に疲れさせていることが最大の原因です。

これらの害作用をのぞくには白米や肉をやめることだけでは不足しています。玄米・菜食にして、欠陥の埋め合わせをしなければいけません。玄米によって、ミネラルが十分に補給されるとともに、人間の生理的要求にマッチした自然体の(租タンパク、類脂肪、酵素などを含んだ)炭水化物が与えられることによって、腸の機能は急速に回復します。

腸が健全化するにしたがい、血液も確実に浄化されるから、便秘による種々の害作用ものぞかれていきます。この玄米・菜食の効用を大いに増強させるのは、酵素、葉緑素、胚芽の三大健康強化食品です。

また、便通効果の大きい薬草、ハブソウ、ヨモギ、センナ、ドクダミなどを、濃いめに煎じてお茶代わりに飲むとよいです。自分で煎じるのが大変な場合には、市販のものを利用するのもよいでしょう。
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ミネラル水の活用も、大いに浄血効果を高めます。水道水に天竜石を入れて、二昼夜以上放置すれば、ミネラル水ができあがります。

一般に、食後には大腸の運動が盛んになります。S状結腸や直腸に食物のカスが一定量たまっていれば、その運動高進が自然に便意をおこして排便反射をおこします。
この反射がおこりやすい人では、食事ごとに便意を催します。感受性が強ければ、それほど敏感な反応がおこるものです。

それを考えると、便秘症の人は感覚が相当に鈍っているということです。便意を我慢する習慣をつけてしまった場合も、しだいに感受性は鈍ってきます。

排便反射(正式には胃・大腸反射) は、ふつう朝食後に特に強くおこりやすいものです。この体のリズムに合わせて、排便のキッカケをつくることも大切です。

まず、夜寝る前に食物をとることを極力控え、遅くとも24時までには床につくようにして、睡眠を十分にとり、胃腸を十分に休息させるという準備態勢を整えます。そのうえで、朝おきたとき、少量の飲み物で胃に刺激を与えたり、腹部に物理的刺激を与えます。たとえば、梅干し番茶を一杯飲む、塩ひとつまみを入れた冷水を飲む、または腹部マッサージやウォーキングなど、自分に合った効果的な方法をみつけることが大事なポイントです。

便秘の治療のポイント

  1. 下剤(化学薬剤) は使わない。一時的にめざましい効果が得られても、腸機能の自然性をそこねるから、結果的には逆効果。
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  2. 白砂糖、肉は厳禁。白砂糖は腸の組織をたるませる。肉は繊維がないために腸内で停滞し、腐敗・発酵をおこして、大量の毒素を発生する。
  3. 精白したでんぷん質食品の常食をやめる。腸の緊張性を極度に低下させてしまう。精神的ストレスに強い体質をつくる。動蛋食品を極力避け、抗ストレス食品を積極的にとる。
  4. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った薬草茶や健康食品をプラスするのが、基本原則である。
  5. 緩下作用のある薬効食品や薬草を、積極的に活用する。
  6. 腹部のマッサージ、運動をする。
薬効食品と自然療法
センナ
葉を煎服。粉末を飲んでもよい。
ゲンノショウコウ
煎服。煮立ったらすぐ火からおろし、カスをこして冷ましたものを食事30分ぐらい前に飲む。
ソバ
ソバがきをたびたび食べる。
アズキ
コンブを入れて軟らかく煮て、塩味だけで、毎日茶碗1杯ずつ食べる。どんな頑固な便秘も必ず通じるようになる。