喘息

薬草で痰を除くことから始める

喘息の主要症状は「咳き込み発作」です。咳き込み発作を起こさせる直接的原因は、気管が知覚高進状態になることからで、その知覚高進を起こす因子の代表が「痰」です。

咳が出るのももとはといえば、この痰を排泄しようとするためです。だから咳をむやみに止めてしまうことは、痰を喉に詰まらせることになり危険です。とはいえ激しい咳き込みは、その自然の防衛作用をオーバーしたものであって、体力をひどく消耗してしまいます。

そこで、まずは極力、痰を除いて咳を軽くし、呼吸を楽にすることが先決です。気管の働きを減退させないで、痰の排泄をスムーズにするためには去痰効果のある薬草を利用します。
昔から痰の排泄をスムーズにするのは、去痰効果のある薬草を利用することです。昔から利用されてきたのは、キキョウ及びツリガネニンジンです。
いずれもキキョウ科の植物で根を用います。

もともと痰ができるのは、気管粘膜に炎症がおこったり、その前段階になっていて、分泌が異常に多くなるためです。だから、呼吸困難や咳き込みの発作を根本的に解消させるためには、気管粘膜を健全にしなければいけません。

ところで、炎症はどうしておこるかというと、体細胞の抵抗力が弱っているところに、血液中の毒素が働きかけるためです。血液中に毒素が入っているということは、血液が酸毒化されているということで、体細胞の抵抗力が弱っているのも、もとを正せば、この酸毒化した血液に養われていることが原因です。したがって、炎症のおこりにくい体にするためには、早急に血液浄化をはからなければなりません。

喘息は「甘やかされること・ストレス」が大好き

喘息の咳き込みをおこさせる因子は、痰以外にもいろいろあります。まず第一に、精神的ストレス。強いストレスが加わって、気管の知覚高進が大変おきやすくなるのです。

しかし、おもしろいことに、喘息患者も戦場では発作をおこしません。極度の緊張状態では、呼吸筋の反射が抑制されるのです。
結局、一方で精神的ストレスがかかり、他方でいかほどか甘えることが許されているという不安定な状況のもとで、喘息発作はあらわれる、ということになります。
それから、一般によく知られているのは、気象条件の影響。やはり、気圧が下がり、加えて温暖・寒冷前線が通過する時などの、気象条件が不安定な時におこりやすくなります。

さらに、ホルモンの分泌も関係しています。喘息という病気の性格を知るうえで興味深いことは、副腎の発育が悪い人は喘息になりやすく、副腎がほとんど働かなくなるアジソン病では喘息はおこらない、という事実があります。

副腎は体の防衛力の根源的存在です。喘息になることは好ましいことではないのですが、喘息発作をおこすほどの抵抗性はもっているのですから、正しい治療さえすれば、意外と簡単に根治できてしまうのです。

アレルギー体質の人が喘息になりやすい理由

血液が汚れていると、それだけ痰が出やすくなります。ところが、炎症がおこりにくく、気管の知覚高進がおこりにくい人では、痰は出ても喘息にはなりにくいのです。

つまり、喘息になりやすい人と、なりにくい人がいるのです。喘息になりやすいのは、浸出性体質の人です。いわゆるアレルギー体質です。

浸出性体質とは、気道の粘膜に浸出液(分泌液)を出しやすく、鼻粘膜、咽喉、気管などに炎症をおこしやすく、したがって喘息もおこしやすいということ。

最も新しい研究によると、アレルギー反応のメカニズムは、次のように説明されています。体外から、人体を構成するタンパク質とは違ういわゆる異種タンパクが侵入すると、大食細胞という名の白血球がそれを食べてしまいます。この行動の中で、大食細胞は餌食となった異種タンパクの性質をつかみ、それをリンパ球に通報します。

情報をキャッチしたリンパ球は、異種タンパクをとりおさえる形に変身し、同時に仲間をふやします。一般に、抗体と呼ばれているのは、これです。

抗体には5つのタイプがあり、とりわけE型ができると大変なことになります。E型グロブリンと呼ばれるタンパク質は、ふだんは粘膜や皮膚のそばの肥満細胞にへばりついています。そこにアレルギーのもとになる卵や花粉タンパクなどがやってくると、E型グロブリンは、それの攻撃をしないで、肥満細胞を攻撃します。

それによって肥満細胞からヒスタミン、ブラジキニンなどがつつきだされます。これらは、筋肉を収縮して咳をおこさせたり、細胞を水ぶくれにしてかゆみをおこさせたり…といった、いわゆるアレルギーの症状を発生させます。

ところで、アレルギー体質というと、一種独特な体質のように聞こえるのですが、そうではなく、体外からの侵入物質を拒絶する抗原抗体反応の強い浸出性体質および胸腺リンパ体質をいいます。

浸出性体質は、皮膚が弱く、炎症をおこすと分泌物が浸出しやすく、湿疹となりやすい特徴があります。同時に粘膜も弱く、風邪、気管支炎、鼻炎、咽喉炎などにかかりやすい体質です。胸腺リンパ体質は、胸腺やリンパ腺、扁桃腺などが異常に大きい虚弱体質で、胃腸が弱く、神経過敏な体質です。

こんな体質がふえてきているのは、白米、肉食の不自然な食生活が原因です。植物性の炭水化物(租タンパク類や脂肪などを含む)でつくられた体細胞は、強いバイタリティーをもっているために、体外からの異物に対しても寛大な態度をみせます。

すなわち体細胞は、異物を同化したり、解毒中和したり、すみやかに排泄することができるので、いたずらに抵抗したり、反発したりしないのです。ところが肉食性の体細胞は、そのような同化能力が非常に弱いのです。そのため、自らを防衛するために、体外からの侵入物質に対して、精いっぱいの抵抗、反発をします。その戦いのさまが、アレルギー反応です。

われわれの細胞の質は毎日の食事でどのようにも変えられる

われわれの体細胞は、少しずつ新しい細胞によって置き換えられています。その新しい細胞の原料は食物である。食物の質が変わり、それによって血液の質が変われば、必然的に体細胞の質も変わります。だから、質のよい食物をとらなければならないのです。

質のよい食物とは、本来の人間の食性に適合した穀・菜食です。この生理にとって自然な食物によって、生理機能全般が正常化されるのです。すなわち体質は改善されるわけで、アレルギー体質も、必然的に解消されます。

まず、植物性食品中心食に切り替えて、腸機能を整えなければなりません。人間はもともと草食動物だから、肉・卵・牛乳をとっていると、消化機能は著しく混乱させられます。
次に体力を増強するために、完全な姿の主食をとります。すなわち、玄米主食に切り替えるということです。玄米は、内臓機能を健全にし、大いに基礎体力を増やします。

また、動物性アミノ酸が補給できる発酵食品(みそ・納豆など)も積極的にとります。そして、血液中の毒素をすみやかに分解・解毒する海藻を毎食とることです。コンプ、ヒジキ、ワカメ、ノリはいずれも血液浄化力がすぐれていて、炎症体質の改善には欠かせない食物です。

喘息の治療のポイント

  1. 牛乳、乳製品をいっさいやめる。これらはアレルギー体質を生む最大の原因。もともと穀菜食民族である日本人には、牛乳などはまったく不要。
  2. 痰をとる。去疾作用のある薬草を大いに活用する。
  3. 肉、卵も極力やめる。動物性タンパク質食品は体の同化力を弱めて、アレルギー体質などの過敏体質を生む。
  4. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則。
  5. 白砂糖、果物、生野菜、水分のとりすぎをやめる。これらのとりすぎは、体質を虚
    弱化させる。じっくり加熱した根菜類を多くとることが大事。
  6. アレルギー体質改善効果のある薬草を活用。
薬効食品と自然療法
キキョウ
根と甘草とを各3gずつぐらい混ぜて煎服する。
ごぼう
すりおろし汁を50ccほど飲む。痰が切れる。
サトイモ
みそ汁の実にして毎日とっていると、痰切りの効果がある。
クロマメ
黒砂糖と一緒に煎じて飲む。咳止め。
ニラ
すりつぶし、布巾でこした汁を、1日50ccぐらいずつ飲む。咳に卓効。
レンコン
レンコンの節の部分を煎じて飲む。咳止め効果がある。

小児ぜんそく | 完全ガイド – 漢方薬

生理痛

生理痛は、不自然なライフスタイルが原因

生理痛は、子宮内膜が周期的に剥離して出血する月経時にともなう痛みで、ひどい場合には学校欠席や職場欠勤を余儀なくされる場合があります。

このように、月経という生殖にかかわる大事な機能に痛みがともない、日常活動が阻害されるということは、生物としてとても異常な事態で、普段よほど不自然なライフスタイルを送っている証拠でもあります。生理痛を理解するには、まず、月経というものをよく知らねばなりません。なぜなら、生理痛はある意味では月経に随伴する表面的な現象で、その背後には往々にして月経異常が隠されていることが多くあるからです。

脳下垂体のホルモンの作用を受けて、一個の原始卵胞が発育しはじめると、卵子はやがて成熟して卵管へと飛びだしていく(排卵)。
この間、卵胞自身もホルモンを分泌して子宮に作用し、排卵後はさらに黄体ホルモンを分泌して、この2つのホルモンで子宮内膜を盛んに増殖させます。この時に、卵子が精子とうまく出合って受精卵となって子宮内膜に着床すれば、妊娠の成立となります。

ところが、着床がおこらないと、黄体が衰えてホルモンの分泌が停止。そのため、子宮内膜の増殖も止まり、内膜組織が壊死してくずれ落ち、体外に流れでる。これが月経で、出血が終わると再び脳下垂体からホルモンが分泌されて、新たな原始卵胞が発育しはじめます。ひとつの原始卵胞の発育から次の原始卵胞の発育までの期間は、およそ30目前後で、むろん、月経期間も3日から7日と多少の個人差はあります。

肉食性のネバネバ血液が、最も激痛を発現させる

問題はこうした生理的な周期でおとずれる月経に、何ゆえに痛みがともなうのか、ということです。それは主に、性周期をつかさどっている下垂体の性腺刺激ホルモンや自律神経に障害がおこることが原因です。

経血量のコントロールに異常がおこり、多すぎたり、少なすぎたり、あるいは無月経をひきおこします。生理痛というのは、とくに壊死した内膜がスムーズにはがれないで、剥離する時におこるもので、肉食性のネバネバした粘着性血液の場合が、最も激しい痛みをともないます。

一方、血が薄いと、卵巣や子宮の発育が停滞して、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌がアンバランスになり、副腎皮質から分泌される性ホルモンにも異常が生じ、この時にも生理不順や生理痛をともないます。

とくに月経時と冷えが重なった場合、つまり、上半身ののぼせと下半身の冷えという血液分布の異常が重なると、子宮内の血液量不足から激しい下腹部痛をおこす。このように、月経にともなう生理痛の原因はさまざまだが、根本の原因は異常をおこしている体質に求められるのです。食物のとり誤りが慢性的な体内環境の悪化を招き、生理全体を機能低下・失調させているということです。

鎮痛剤の服用は、大きなツケ(激痛)となって跳ね返る

したがって、月経異常や生理痛を解消するには、血液性状を正す玄米・菜食をおこなって生理機能を整え、体質そのものを改善しなければなりません。生理痛がおきるとすぐに鎮痛剤を服用しがちだが、長く服用しているうちに化学薬剤成分が細胞間のすき間に、あたかもキャラメル状に蓄積・固化され、それが今度、体質が改善される過程でおきる瞑眩反応、いわゆる体質改善反応時に大変な激痛をともなってあらわれるのです。このような、目先の対症療法にかかずらわっていると、あとで大きなツケがまわってくるのです。

なお、冷え性で生理痛に悩む女性は、夜寝る前にビワ葉温奄法や熱いお湯にショウガをすり下ろした温湿布をするとおなかの血行がよくなり、熟睡もできます。ショウガは日頃から食べる習慣をつけるのがいいでしょう。
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普段、摂る油にも注意が必要です。

生理痛の治療のポイント
  1. ビタミン、ミネラルの多い玄米雑穀ご飯を主食にする。みそ汁の具には、ワカメなどの海藻類、カキ、ハマグリ、シジミを必ず入れる。
  2. ホウレンソウ、コマツナ、パセリ、セロリ、ダイコンの葉など青物には鉄分が多いので、常用するとよい。これらには造血作用が著しい。ホウレンソウのおひたしなどは毎食とるようにしたい。
  3. ニンジンとヒジキ、ゴボウ、ネギなどをゴマ油で妙めたきんぴらゴボウは、腸を温め血液循環をよくする。
  4. 薬草茶としては、ヨモギ、ハブソウ、カワラヨモギ、クコなどを、よく煎じてお茶代わりに飲む。
  5. ゴマ塩番茶は炎症をいやし、神経の過敏性を鎮めるので、生理痛がある時に服用するとよい
薬効食品と自然療法
黒ごま
胃腸の機能を整え、血液浄化の作用が強い
レンコン
収れん作用があり、月経過多に有効
はまぐり
ビタミンB12が豊富で、貧血の解消に効果がある。
わかめ
ミネラルが多く、血液を弱アルカリ性に保つ。

漢方薬による生理痛対策

生理痛 | 完全ガイド – 漢方薬

頭痛

痛みは生きていることの証でもある

頭痛をはじめとする、いろいろな痛みは、健康が侵されていることを意識に上らせる最も確実な警報装置です。まさに、痛みは生きていることのあかしとも言えるでしょう。

原則として、人間をよりよく生かしてくれるものが、快感や充足感をもたらすものだから、生命活動のくずれを教える警報が、不快な情感を呼びおこすものであるのは、当然です。
痛みにやたらと過敏になってきている現代人は、まず、痛みの存在理由を再認識して、冷静さをとりもどす必要があるでしょう。痛みはおこるべくしておこるのです。痛みがおこり得ないような条件をつくれば、痛みは自然に消えていくものです。

頭痛には血管性と筋肉性とがある

頭痛は、脳の表面を包んでいる脳膜に圧迫や刺激が加わったり、血管が緊張したりすることによっておこるものです。頭痛はいろいろな原因でおこり、その痛み方も千差万別ですが、大別すると、3つのタイプに分類できます。

すなわち、頭の中に病変があるもの、一過性におこるもの、そして、慢性の頭痛。頭の中に病変があるものとしては、脳腫瘍、脳動脈硬化、脳膜炎、脳出血、クモ膜下出血などがあります。
これらの場合は、頭痛も非常に激しいものになることが多く、吐き気、視力障害、痙攣などの症状をともない、ただごとでないことがわかるはずです。

ふつう、だれでもが経験しやすいのは、一過性の頭痛。これは、カゼ、寝不足、二日酔い、過食、過度の入浴、イヤな香りをかいだ時…などにおこる頭痛です。
原因が除かれれば自然に治るから、心配は無用です。一番問題になるのは、俗に「頭痛もち」といわれる慢性頭痛です。
いつも頭が痛い、頭が重い、頭痛がくりかえしおこるという症状です。気分も憂うつになり、食欲が減退したり、自律神経失調を招いたり、不眠になったりするので、体の抵抗力は落ち、いよいよ頭痛からの解放は難しくなります。

そのうち、ズキンズキンとする痛みをあらわすのは、血管性頭痛といわれるもので、その代表は偏頭痛です。痛みは発作性でくりかえしおこります。はじめのうちは頭の片側だけにおこるので偏頭痛と呼ばれるのだが、しだいに頭全体に波及するようになります。

痛みがおこる数時間~数日前から、イライラしやすく、めまいや耳鳴りなどの前駆症状がみられることも多く、目が痛い、目がみえにくいなどの視力障害があらわれやすいのが特徴です。とくに、自律神経失調がある場合やアレルギー体質の人にはおこりやすい頭痛です。

慢性頭痛の中で最も多いものは、筋収縮性頭痛。後頭部や首、肩などの筋肉が異常収縮することが直接的原因でおこるとものです。

おわんをかぶったようだとか、バンドでしめつけられるようだとかいうように、特有の頭重感、圧迫感を生みやすいのが特徴。体質的に筋の収縮がおこりやすいというウィークポイントをもっていることに加えて、強い精神的ストレスがある場合におこりやすいのも特徴です。

この他、胃腸や肝臓の障害、脳脊髄液圧の上昇、感覚器の障害、ホルモン失調などがある時も、慢性頭痛はおきやすくなります。

すなわち、胃腸や肝臓の機能が弱まると、血液は酸毒化します。脳脊髄液圧が上昇すると、のぼせをおこします。これは、肩や首すじのこわばり、高血圧、手足の冷えがある場合、緊張体質の人におこりやすい現象です。
また、目、耳、鼻などの感覚障害がある場合は、ストレスを増大させることによって、自律神経の失調をひきおこします。さらに、ホルモン失調も自律神経機能を狂わせるもので、更年期障害としておこる頭痛はこのタイプに分類されます。

このように、頭痛は、体に不都合なことがおこつていることのひとつの症状としてあらわれるものだから、頭痛を解消するためには、原因となっている障害を治すことが必須になります。

便秘による毒素が脳にまわって=

それにしても、痛みという感覚は耐えがたいもので、精神活動は大いに動揺させられます。仕事も手につかないといった、困った状態にもなりやすいので深刻です。それも、頭部に症状のあらわれる「頭痛」ではなおさらのことです。

そんなわけで、薬局で最も売れゆきのよい薬のひとつが頭痛薬となっています。だが、化学薬剤にたよるのは非常に危険です。化学薬剤で痛みを鎮めるのは、決して病気を治すものではなくて、体の機能を無理やり麻痺させて痛みを抑えるだけのことです。

薬の効き目がなくなれば、また痛みが出てきます。結局、くりかえし使うようになり、薬物依存がおこり、体の自然性を損なうことになります。

副作用も顕著にあわれます。軽度のものでは発疹が出たりするだけですが、しだいに胃腸障害がおこり、長期連用すると、肝臓の解毒力を弱め、腎臓機能を減退させ、骨髄も侵され、大変なことになります。
対症療法も、より自然な方法を用いなければならない。つまり、昔から利用されてきて、確かな効果が認められている薬草や薬効食品を活用する手当てが体には最適です。

それと併せて、頭痛をおこさせている体質的欠陥をなくす根治療法が必要です。すなわち、血液を浄化することによって、内臓の障害やアレルギ一体質、自律神経失調、さらにストレスに対する抵抗力の弱い体質を治してしまうのです。そのためには、まず、白米・肉食をやめなければいけません。

白米、白パン、白砂糖などの精白食品や、動蛋食品である肉、牛乳、卵は、代謝を狂わせ、血液を酸毒化させ、体質を著しく軟弱化させます。したがって、これらをやめて、玄米・菜食に切り替えることで体質改善ができます。とくに、慢性頭痛を治すためには、便秘を根治させることが必須不可欠の条件です。便秘をすると、腸内に異常発酵がおこり、それによって生みだされる毒素は直接、脳に作用して悪質な頭痛をひきおこすのです。
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頭痛の治療のポイント

  1. 自律神経失調、アレルギー体質を治す。偏頭痛などの血管性頭痛をおこしやすい。
  2. 精神的ストレスを上手に回避・解消する。体質的欠陥に強いストレスが加わると、筋収縮性の頭痛をおこしやすい。
  3. 胃腸症、高血圧、眼病など、体の障害を根治する。体に何らかの障害があると、一症状として頭痛は大変におこりやすいもの。
  4. 頭痛薬の使用は極力避ける。体の機能を麻痺させる作用が強く、体の自然性を損なう。常用は体をガタガタにする。
  5. 白米・肉食をやめる。代謝を障害し、血液を酸毒化し、体質を悪化させることによって、頭痛を発生させる。
  6. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
  7. 便秘症を根治させる。毒素を発生するから。
薬効食品と自然療法
ショウガ
すりおろし汁とゴマ油を同量混ぜ合わせ、コメカミにすりこむ
梅干し
果肉をコメカミにはる
ヨモギ
葉を煎服する。
たまねぎ
ウドとともに細かく刻んで、煎服

腎臓病

腎臓は大切な浄血器官

く腎臓はソラ豆に似た形で、大きさはにぎりこぶしぐらいの大きさです。ふつうは肋骨の内側で横隔膜の下のところに左右2個あります。外から触れることはできないし、心臓や胃のように動しきゆうたいいたりしない静かな臓器ですだ。
この臓器の中には、毛細血管の球である糸球体が、片側だけで100万個もつまっています。ここで、血液からタンパク質を除いたすべての成分がこしだされます。

このこしだされた液は、細長い尿細管を通過する問に、体に必要な物質は再び血管中に再吸収され、不必要なものだけが尿として排出されます。つまり水の99%、ブドウ糖は全部、その他の成分も必要量だけはすべて血液中に再吸収され、その残りが尿となります。そして尿は、腎孟という腎臓内の空間に集まり、尿管→膀胱→ 尿道を通って体外に排泄されます。
腎臓は、

  1. 新陳代謝によって生じた老廃物を排出する
  2. 体液中の電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)および水分を一定に保つ
  3. 血圧を調整する
  4. 造血酵素をつくる

などの重要な働きをしています。これらが障害されれば、生理機能全体のバランスがガタガタにくずれてしまうことはいうまでもないでしょう。

冷えが一番の大敵

腎臓病の中でも最も多いのは腎炎です。季節に関係なくおこりますが、寒さは病状の悪化につながりやすいのです。一般には、発病の仕方や経過状態の違いによって、急性腎炎、慢性腎炎に分け、病相の違いによって、化膿性腎炎、結核性腎炎、紫斑性腎炎というような、いろいろな種類に分類しています。

だが、いずれも腎臓の組織(とくに糸球体と尿細管)に「炎症」という病変がおこつていることには変わりはありません。
炎症とは、刺激に対する生体の防御反応である。腎臓組織を必要以上に刺激する物質がおくられてくると、その刺激物による打撃を最小限にするために体は大反撃を試みるのです。

まずは、大量の水分で炎症の作用力を弱めたり、生理的物質と化学反応をおこさせて炎症を骨抜きにすることを試します。そのために、血液をどんどんおくりこむと同時に、血管壁の穴を広げて、そこから水や塩分、血球、タンパク質などをこぼれださせます。この水浸し作戦でおさまれば、腎炎は軽度のうちに治せた、ということになります。

しかし、作用した物質がもっと悪質になると、腎臓を構成している実質細胞は破壊され、組織は正常のものとはひどく変わってしまいます。これを変性炎といいます。

当然、細胞の破壊がひどいほど、腎機能は減退します。まだ体の抵抗力が残っている場合は、破壊された細胞のあとを結締組織で穴埋めにかかります。
つまり、増殖炎となるのです。しかし、この結締組織は細胞の間を埋める蓋の役目をするのみで、実質細胞のような働きはできないのです。

結締組織がふえるほど腎臓の働きは悪くなっていく。腎臓はしだいに小さく縮んで硬くなり、ついには腎不全に陥ってしまいます。
腎不全になると、尿として排泄しなければならない老廃物が体内に停滞し、尿毒症となり、生命が危うくなる。腎臓組織の病変(変性)が、より複雑な様相を呈しているものほど、体に抵抗力があることを示しているわけだから、重症だからといって決して絶望する必要はないのです。

だが、変性が進むほど、それを正常化するために大きな努力がいる。だから、なるべく早いうちに、根本的に治癒させてしまうことが大切です。

血尿、むくみ、動悸、吐き気……胃炎の症状は全身にあらわれる

ともかく、腎臓の組織に異常な刺激を与える物質は、いろいろな条件によって生じます。たとえば体を冷やした場合、カゼをひいた場合、強い精神的ストレスを受けた場合など。だが、このような条件は、程度の差こそあれ、だれもがもっているものです。

最も重大な条件、つまり生理機能のレベルを下げ、抵抗力そのものを弱めている真犯人は、食生活の誤りで。肉、牛乳、卵を過食し、精製塩や化学調味料を常用している人に起こりやすいのです。

腎炎の主な症状は、タンパク尿、血尿、高血圧、むくみの4つです。タンパク尿になるのは、糸球体のろ過の目が粗くなり、タンパク質をとりこぼしてしまうため。血尿は、炎症によって血管壁の透過性が高まるため、赤血球が出てしまうからです。

高血圧は、血管の萎縮などで腎臓への血流が悪くなり、それだけ他の部分の血流がふえるためにおこります。また、レニンという酵素が生成されて血圧が上昇する、とも考えられています。

冷え関連

むくみが出るのは、電解質の代謝が障害されるために、よけいな水分が組織に停滞しておこります。この他にも、全身倦怠、食欲不振、動悸、頭痛、吐き気などの症状もおこりやすくなります。腎臓機能が障害されると、体液のpHが変わったり、老廃物の停滞が起きたりして、全身の臓器組織が障害されるので、このような全身症状がひきおこされるのです。

血液の急速浄化にシジミ・レンコンエキスは効果的

最近では、いろいろと精密な腎臓機能検査がおこなわれていますが、それぞれに対応した食事療法が開発されないかぎり、実際の治療においてはあまり役に立ちません。

現代人のほとんどは腎臓機能が多かれ少なかれ障害されているので、はっきりした腎臓障害の症状があらわれていなくても、日常の生活では、腎機能の正常化を心がけるべきです。

食事は、玄米・菜食に切り替えることが絶対条件です。とくに、利尿作用が強いアズキは、毎日食べるとよいでしょう。ゆでアズキをつくり、薄い塩味にして、他のものはいっさい食べずに、ゆでアズキ汁を食べるのも、よい方法といえます。

ハトムギにもすぐれた利尿作用があります。粒状のものを玄米ご飯に炊きこんだり、粉末状のものを天ぶらの衣に加えたり、お好み焼きなどにしたりして大いにとるとよいのです。

塩は、精製塩をやめ、自然塩にすれば、特別に制限する必要はありません。それも、なるべくなら、みそやしょうゆで塩分を補給したほうがよいでしょう。
それだけ腎臓への刺激もおだやかにをるし、整腸作用もあるので、より好都合です。健康食品を利用して、酵素、葉緑素、ミラネルを効率よく補給することは、体質のかたよりを治し、血液の急漂化をはかるためにきわめて有効である。シジミキス、レンコンエキスも効果があります。お茶代わりにカワラヨモギ、カキドオシなどの薬草茶を飲むと、いっそう効果的です。

腎臓病の治療のポイント

  1. 肉、牛乳、卵は厳禁。酸毒物質が組織に炎症をおこしやすいうえに、排泄器官である腎臓への負担を大きくし、機能不全を招きやすい。魚類でも、刺身や切り身などの不自然な食べ方は極力避けたい。
  2. 精製塩、化学調味料の使用をやめる。これら人工物は、腎臓をはなはだしく痛めつける。食品添加物も同様である。
  3. 利尿作用のある薬効食品を活用する。腎臓病ではむくみが出やすく、そうなると心身の消耗が著しくなる。
  4. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
  5. 体を冷やしすぎない。弱った腎臓は寒さのストレスに弱い。体を冷やす食品の多食も避ける。
  6. ストレスを上手に解消する。
薬効食品と自然療法
アズキ
利尿作用が著しい。玄米ご飯に1~2割炊きこんで、よく噛んで常食するのが最も効果的。軟らかく煮て、自然塩で味を調え、煮汁ごと食べるのもよい。
ムベ
葉茎を煎服。むくみにも卓効。ナマの果実を輪切りにして煎服してもよい。
トウモロコシ
毛を陰干しにして、煎じて飲む。
ハトムギ
実を煎じて飲む。

乱れたショック生活のツケがまわる消化器官の終着駅が「肛門」

肉、卵などの酸性食品、白米、白砂糖などの精白食品を常食していると、組織がゆるんだり、壊死をおこしたりしやすくなり、血行が悪くなって、うっ血がおきやすくなります。

とくにこのような病変がおこりやすいのが、肛門部です。白米、肉、白砂糖を多食している現代人は、ほとんどが痔になりやすい要素をもっているのです。

われわれの体においては、もともと肛門部はうっ血がおこりやすい条件が備わっています。肛門は、胃から小腸(十二指腸、空腸、回腸)へ、さらに大腸(盲腸、結腸、直腸) へと続いてきた消化管の終点に位置しています。

肛門の内部は痔輪という輪状の高まりを境に、それより上部が粘膜、下部が皮膚になっています。この粘膜の表面近くに静脈が網目状に密に分布しており、ここにうっ血がおこると痔になります。痔輪の外には、二重に肛門括約筋がとりまいて、腸の開閉を行っています。

内側の括約筋は、内臓を構成している筋肉と同種のもので、意志に関係なく、排便反射によって開きます。だが、外側の括約筋は、手や足を動かす筋肉と同種のものであるため、大脳の指令通りに動きます。

さて、静脈血は、この肛門部から心臓へ帰らなければならないわけですが、心臓までの数十cmもの道のりを、重力に逆らって上らなければなりません。しかも「弁」がありません。ふつうは、体の表面近くを流れている静脈には「弁」があって、血液の逆流を防いでいます。

まず、取り組むのは便秘の解消

肛門部の血行障害は、運動不足や寒冷によってもおこりやすくなります。だから、長い間、座業をしたり車の運転をおこなったりする人におこりやすく、季節的にみると、血管が収縮して血行が悪くなりがちな冬季に多いというのは言うまでもありません。

ところが最近は、それ以外の場合にも同じように多くみられるようになりました。もっと基本的な生理機能のレベルで、血行障害がおこりやすくなっているのです。つまり、血液性状の混乱および血管の運動性減退で、血液自体が流れにくくなっているということです。

原因は、白米・肉食の過食。この不自然な食生活で、腸の機能を混乱させているのです。腸壁の細胞に必要なミネラルや酵素などが供給できないうえに、有害バクテリアが産生する毒素が作用して、腸は異常に収縮したり、逆に異常に弛緩したりしています。そのため、便の移送がスムーズにいかなくなり、便秘症になるのです。この便秘がまた、肛門部のうっ血にひき続いて痔をおこす強力な要因となっています。
排便反射がスムーズにおこらないため、腹庄を高めて押しだそうとし、しかも、排便の際には、硬くなった便が直腸壁を強く圧迫します。

とくに肉、卵のタンパク質および精白して有効成分をはぎとってしまった炭水化物は、何よりも便秘をひきおこしやすいのです。肉などのタンパク質は、多大な負担をかけて腸を疲れさせてしまうし、炭水化物は、化学的に純粋な姿になるほど、腸壁にへばりつきやすくなります。

3つの痔のタイプ

痔といわれる病気は、症状や形態の違いから、3種に大別されています。
ひとつは裂肛。俗にいう「切れ痔」です。痔には痛みがつきものですが、この切れ痔は、肛門周辺の皮膚が裂けるものだから、痛みは激しい。血行も悪くなり、皮膚が角化している時におこりやすい。割合に治しやすいものだけに、根本療法をしないで放っておき、くりかえし切れていると、潰瘍になって治りにくくなります。

次に痔核。いわゆる「イボ痔」。これには、肛門のふちにできる外痔核と、肛門内や直腸下部にできる内痔核とがあり、後者のほうがだんぜん多くなります。便の強い圧迫と摩擦で破れて、激しい出血をおこすことがあります。また、炎症がひどくなると猛烈に痛み、歩くことも座ることもできなくなります。

もうひとつは痔瘻。俗にいう「アナ痔」。膿が生じます。そこから膿が排出すると、肛門部の粘膜に化膿性の炎症がおこるため膿瘍が生じます。そして膿みが発生すると、膿の通り道が管(瘻管)となって残ります。これが繰り返し起こると、やっかいなものになります。

血管の弾力性を高める薬草茶を飲む習慣で改善する

こうみてくると、痔は非常に複雑な病気のように思われますが、実際はそうではありません。根本原因である血行障害を治しさえすれば、どのタイプの痔であっても治せるからです。

白米・肉食の過食をやめ、玄米・菜食の少食に切り替える。とくに玄米の胚芽成分は何よりも血液性状の正常化に有効に作用するので、主食として玄米ご飯を食べることが絶対に必要です。
副食は、山菜、海藻、季節の野菜(根菜類など)と小魚介類をとります。とくに、ヒジキ、コンプ、ワカメ、シュンギク、セリ、セロリ、ネギ、ゴマ、ゴマ油、梅干しは、痔に有効な食品なので、常食するようにします。そして、果物を極力控えること。お茶代わりに、ハトムギ、ヨモギ、タンポポなどの薬草茶を飲むことも大切な条件です。

また、胚芽、葉緑素、酵素、朝鮮人参、ローヤルゼリーなどの健康食品を用いると、いっそう効果的です。以上のような食生活をおこなっていると、血液は健康な弱アルカリ性となり、血管の弾力性も高まって丈夫になります。

なお、便秘を治すためには、ただ野菜を大量に食べればいいというものではありません。腸の機能を正常化させなければならないのです。腸の機能が正常化すると、便通もよくなります。
玄米菜食をしていれば、腸が整い、自然に正常な排便反射がおこるようになってくるのです。

手当ての仕方としては、次のものが効果的

  • 卵黄油を患部にぬる。厚手のナベに卵黄を落とし、ヘラで絶えずかきまわしながら弱火で妙める。黒くなり、油が出てきたら、カスを捨て、油を容器に移しとる。この卵黄油を脱脂綿に浸して患部に当てる(肛門に入れたり、貼ったりする)。毎日とりかえる。卵黄油は市販もされている。痔の薬ならこちら
  • 酵素液を患部にぬる。卵黄油の場合と同様にする。
  • 純粋米酢を脱脂綿に浸して直接ぬるか、小麦粉を米酢で練って患部へ貼る。
  • ショウガの搾り汁と同量のゴマ油を混ぜ、局部によくすりこむ。
痔の治療のポイント
  1. 便秘症を治す。便秘は肛門部のうっ血をおこす。便秘を治すに最適なイサゴールはこちら
  2. 肉、牛乳、卵をやめる。動物性タンパク質食品は、血液中の酸毒物質をふやして組織をくずれやすくする。
  3. 精白食品を極力避ける。白砂糖、白米、白パンなどを常食していると、組織はゆるむ。血管壁の弾力性も弱まり、うっ血をおこしやすくする。
  4. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
  5. 腰部、下腹部を冷やしすぎないようにする。
  6. 足腰の運動を十分におこなう。肛門部の血液循環をよくする。
  7. 肛門部の運動を励行する。肛門を意識的に強く「すぼめる」→「ゆるめる」運動をくりかえすと、痔の防止・治癒が促進される。
痔に効く薬効食品と自然療法
卵黄油
患部に塗る。
ニラ
生薬の搾り汁を患部に塗る。
ヨモギ
ショウガと併せて煎服する。止血作用が大。
痔に関連するリンク

更年期障害

暇な生活を送っている人に起こりやすい

更年期障害は男女問わずににおこるのですが、とくに女性の方が更年期障害を訴えやすいのが特徴です。その理由としては、次の点が考えられます。

ひとつには、閉経という特有な現象がおこること、もうひとつは、些細な障害にも心をふり向ける時間的余裕があることです。
毎月規則正しく訪れていた月経が乱れはじめ、出血期間や周期が長くなったり短くなったりする。そんな状態を1~3年経過した後、閉経という時期を迎えます。このことで、「私はもう女ではなくなったのだ」という感慨をもつ傾向がある。ですが、閉経したということは、母となり得る機能が完全にストップしたということだけで、別段、女性でなくなるわけではないのです。
仮に、母性であり得ることが女性であることの最大の資格であるという、生物学的論理を受け入れたとしても、それほど落胆するには及びません。

われわれは、生物学的存在としてのヒトであると同時に、文化的存在としての人間として生きているのです。閉経前か後かなどに関係なしに、生き方しだいで、もちろん大いに存在価値をもち得るのです。
どちらかといえば、高齢者においては、男性より女性のほうが元気がよいのです。

生命力が強く、順応性が高いからです。ただし、閉経が、何らかの障害と結びついた場合が問題になります。

次に、暇と不定愁訴との関係です。人間は有無をいわずやらなければならないことがあるときは、体に起きた些細な変調などにいちいち気をとられていられないものです。家事などは、やるべきことはいろいろあり、それなりに大変だが、長い経験で段どりよくできるし、自分の考えひとつで手抜きもできます。

というわけで、女性は自分の心や体の状態をじっくりみつめる時間があるのです。必然的に、男性より、欲求不満と微妙にからまり合った不定愁訴が生まれやすいと言えるでしょう。

更年期障害のからくり

たいていの女性は、初潮、結婚、妊娠、出産…とホルモン分泌の関門をくぐり抜けていきます。閉経もその関門のひとつで、この時期のみ、とくに障害がおこりやすいということはあり得ないのです。更年期障害がおこるのは、もっと別のところに根本原因があるはずです。
生理機能的にみると、更年期障害の直接的原因として次の3点が挙げられます。

  1. 性ホルモンの分泌不足
  2. 自律神経失調
  3. 精神的ストレスの影響

卵巣からは、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの2種のホルモンが分泌されており、女性らしさを生みだしたり、女性特有の機能を維持したりしています。

卵巣機能が年齢とともに低下してくることによって、これらのホルモンの分泌も減少します。このこと自体は自然の変化で、遅かれ早かれ、だれにでもおこることです。

ところが、卵巣機能の低下が急激におこると、体のいろいろな部位にあって互いに関連をもちながら働いている内分泌機能全体が混乱してしまうのです。もちろん、逆に、別の内分泌腺の機能低下がもとで内分泌機能の混乱がおき、それがもとになって、女性ホルモンの分泌が急激に減少することもあるのです。いずれにしても、内分泌機能の混乱がおこると、不安感が強くなったり、熱っぼい感じが抜けなかったりします。自律神経は、血管や内臓に分布している神経。

交感神経と副交感神経という相反する作用をもった2種の神経が、互いにバランスを保ちながら、それぞれの器官組織の機能を、そのときどきに必要な状態に保っています。

たとえば、胃腸においては、眠っている時は、その副交感神経が優位になって、機能旺盛になり、体成分の生合成が盛んにおこなわれます。
逆に、たとえば事業などで不渡手形をつかまされた時などには、悠長に食物のとりこみなどやっていられないから、交感神経が優位になって、胃液の分泌は非常に悪くなります。

この自律神経の機能が失調すると、いろいろな障害があらわれる。とくに中年以上になると、血行不順や動脈硬化などと重なりやすいため、のぼせ、冷え、頭痛、肩こり、不眠などの症状をおこしやすいのです。
また、この時期に精神的ストレスがおこりやすいのは、体全体が衰えてくる時期であり、それだけ抵抗力が弱っているせいです。

やたらにひがみっぼくなったり、体の変調を必要以上に訴えたりするようになる。イライラやヒステリーなどもおこりやすくなります。

子宮筋腫の手術は後にダメージが残りやすい

更年期障害のひとつに数えてもよさそうなのものに、子宮筋腫があります。というのは、思春期以前および更年期以降の発生が、まれだからです。

筋腫は通常、大きさがまちまちの球状の腫瘍として発育します。腫瘍は一個の時もあり、数個あるいは数十個の時もあります。悪性のものは「子宮肉腫」、良性のものは「子宮筋腫」といいます。筋腫は、はじめは子宮壁内に発生するが、その後の発育方向は、

  1. 子宮外面に向かって発育するもの
  2. 子宮壁内にとどまるもの
  3. 子宮腔に向かって発育するものの

の3タイプに分かれます。

子宮筋腫に特有の初期症状はあまりなく、軽度のうちは下腹部に圧迫感を感じるくらいで無症状のことがほとんどです。ところが、月経過多、不正出血が長びくことによってはじめて異常に気づき、放っておくと出血量が多くなって貧血になり、顔面蒼白となります。
貧血症で病院を訪れて筋腫が発見される例も、多数あります。

筋腫の発育が進むと、胃の不快感(ゲツプ)や排尿・排便障害などが出やすい。病院で筋腫が発見されると、「そんなに恐ろしい病気ではありませんよ。もうお子さんもいらっしやることだし、手術で早く治したほうがいいですよ」といわれることが多いのですが、手術のダメージにはかなり大きいものがあります。むろん、症状が極度に進行して、体の代謝が著しく鈍ったり、解毒力が極度に低下してしまって、体の機能を大きく損なうような段階に立ち至った場合には、万やむを得ず応急的な対症療法をおこなわなければならないのですが、しかし、これとてあくまでも必要悪としての一時的な処置であることを忘れてはなりません。
このへんの事情を勘違いして、すぐに現代医学の手術療法で即決しようとすると、後で大きなマイナスを背負うことになるでしょう。

脳・目・耳・皮膚などの衰えに積極的に取りたい食品

以上のように、更年期障害を大きくみると、「物質代謝の不均衡」と「生理機能全体の低下」によってひきおこされているといえるのです。
障害の実態はここにあるのであり、閉経ということ自体に問題があるわけではない。しかし、時期がくれば治るといって放置しておいてよいものではないのです。
物質代謝の不均衡や生理機能の低下は、食物のとり方が不適当な時におこる状態です。間違った食生活による障害は、年をとるほどあらわれやすくなるから、食物のとり方には、いっそう気を配ることが必要です。

その意味で、いろいろな健康食品をとることが必要です。だが、それだけでは不十分。健康状態を決定する最大の要因は、食生活のあり方で、健康食品の効き目も違ってくるのです。白米や肉、化学調味料などを常食する白米・肉食の食生活をしていては、「元の木阿弥」です。

牛乳、卵、白砂糖、もくあみの木阿弥」である。玄米・菜食に切り替えることが大切です。とくに主食に玄米をとることが重要です。玄米は、圧力釜を使えば、十分に軟らかく炊けるから、消化器に負担をかけすぎる心配もなく、各種の有効成分を補給でます。

豊富に含まれるビタミンB群は、自律神経機能の正常化にきわめて有効です。ビタミンEは、性ホルモンの分泌を促し、血行を滑らかにします。その他、リノール酸、パントテン酸など多彩な成分が、神経・ホルモンなどの調節機能を正常化します。

副食には、季節の野菜・海藻・小魚介類をとる。とくに、根菜類と海藻を積極的にとるようにします。根菜類は、冷えを防ぎます。海藻類には、カルシウムやヨード、リン、鉄など各種のミネラルが含まれており、脳や目、耳、皮膚などの衰えを防止する効果が著しいのです。

更年期障害の治療のポイント
  1. 精神の安定を保つ努力をする。人間や社会について洞察力を高めるようにして、無用なストレスに翻弄されないようにすること。
  2. 過食・偏食をやめる。料理は計画的につくり、残り物を食べるような状況をつくらない。いつも同じようなものを食べると代謝もかたよるから、バラエティーに富んだ献立を工夫する。
  3. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
  4. 根菜類を積極的にとる。温室野菜を常食していると、体が冷えやすく、自律神経のアンバランスもおきやすい
  5. 海藻を毎食とる。海藻は血液、神経、ホルモンの調節系の働きを健全にする。豊富なミネラルが、脳や感覚器の衰えを防止する。
薬効食品と自然療法
シャクヤク
根を5グラム煎服する。
トウキ
根を10グラム煎じて飲む。
アズキ
便通をよくし、浄血作用が大。味つけは自然塩や黒砂糖を用いる。
ゴマ
リノール酸、カルシウムが豊富で、脳神経を健全に保ち、老化を防ぐ。
漢方薬で更年期障害の症状を軽減するには

更年期障害

肝臓障害

肝炎ウィルスはだれにでもうつるのか?

急性肝炎には、ウィルスに感染しておこる流行性肝炎があり、その他に血清肝炎、および毒物による中毒性肝炎などがあります。肝炎にはたくさんの病気があります。

一方、急性肝炎が慢性化したり、あるいはアルコール飲料などのとりすぎで肝機能が低下して、慢性肝炎に移行することがある。慢性肝炎が悪化すると、肝硬変を招く、といわれています。

これらの分類は、それほど意味をもちません。いずれにしても、肝疾患においては肝機能が障害されるのです。その障害が何によって、どのようにひきおこされるのかが、問題のポイントです。

病院の医師や看護師が輸血用の血液から肝炎ウィルスに感染して血清肝炎をおこした事件が有名ですが、肝炎になった医師や看護師たちは、腎臓病患者の人工透析に従事していたことが後でわかっています。

人工透析をおこなう際、体内にもどす血液が足りなくなるので、1回200ccずつの輸血をする。そのために、患者の2割強が血清肝炎にかかっていたのです。(現在は輸血は不要です)

肝炎になった医師の1人は、治療中に倒れた患者に、酸素マスクを使って、自分の口から息をおくつて人工呼吸を行いました。同じく看護師の1人は、うっかりして、血清肝炎患者の血液を手にかけてしまった、というのです。
おそらく、この事件は、肝炎ウィルスがいかに恐ろしいものかを示してくれた…という印象を一般の人々に与えてくれました。

だが、肝炎ウィルスだけが肝炎の真因かというと、決してそうとはいえません。一般に、感染性疾患と呼ばれる病気にかかると、患部に、その疾患特有の細菌やウィルスが発生します。

その細菌やウィルスは、他の細胞に働きかけてその細胞質を同化し、自らと同じような機能をもった細菌やウィルスに仕立てていきます。

ところが、病的細菌やウィルスが同化力を発揮するかしないかは、作用を受けた細胞の抵抗性にかかっています。結局、発病するかどうかは、体質・体調の問題に帰されます。肝炎も、決して例外ではありません。肝炎患者の息をちょっと吸いこんだり、血液を手にかけただけで発病したとしたら、その人の体質・体調はかなり悪化していた、と考えてよいでしょう。免疫力が低下していたということになります。

アルコールより肉食のとりすぎのほうが肝臓への悪影響は大きい

肝機能を障害する条件として周知の事柄は、アルコール飲料のとりすぎ。欧米の学者によって、「急性アルコール肝炎」ともいえる肝障害がおこることも、報告されています。
また、アルコールをとりすぎると、肝臓に脂肪がたまりすぎた「脂肪肝」の状態になることもある。これらが進行すれば、当然、肝硬変になることもあり得ます。

脂肪肝などは欧米に非常に多く、わが国にはまれだという点に注目すべきでしょう。肉食と穀食この日常の食生活の違い、そこから生じる体質の違いに、カギはあるのです。

ともと、アルコール飲料が肝臓に有害という考え方がクローズアップされたのは、次のような事柄がきっかけとなっています。すなわち、アメリカで禁酒法が実施された期間中は、肝硬変による死亡がへり、禁酒法が解かれると、また、肝硬変が増加したことです。この事実から、アルコールが肝硬変の引き金となり得る、といえるのです。だが、アルコールそのものが健康な肝臓を障害し、次いで、肝硬変をひきおこす、とは必ずしもいえないのです。肝機能を障害するのは、何よりも過剰な肉食です。

肝機能を高める食べ物と弱らせる食べ物

肉、卵、牛乳などの動蛋食品は日本人の体では十分に処理、利用できません。人間はもともと穀菜食動物だから、とり扱い慣れない食物をもてあますのは、当然です。動蛋食品は、十分に消化できないため、有害な中間産物を大量に生みだすとともに、腸内菌の生態を狂わせ、有害細菌を増殖させて、いろいろな毒素を発生させてしまいます。それ以上に困ることは、動物性タンパク質を大量にとっていると、質のもろい体細胞が粗製乱造されることです。

肝臓には、2種類の血管がきています。ひとつは、肝臓を構成している細胞そのものに栄養分や酸素を供給する血液を入れた血管(栄養血管)。
もうひとつは、腸管から吸収された栄養成分を含んだ血液、および全身をめぐって、浄化作用を受けるためにおくられてくる血液を入れた血管(機能血管)です。

肉食過剰は、このどちらの血液もひどく汚してしまいます。しかも、どちらかというと、栄養血管中の血液性状を混乱させることによって、決定的な悪影響を及ぼす。肝細胞の質を弱くし、壊れやすくします。

したがって、このような肝臓においては、毒性の強い化学物質が入ってくれば、ひとたまりもなくダウンしてしまうでしょう。

もともと、肝臓はきわめてタフな臓器です。ネズミを用いた実験では、肝臓の一部を切除しても、数週間で元通りになっているのです。生命の維持に、より重要な役目をもっているために、このような旺盛な再生能力が与えられているのです。

われわれ人間は、本来の食性を大きく踏みはずし、やたらに何でも食べています。しかも各種の公害物質にさらされているのです。それでも、一応、生命を保ち長らえているのは、肝臓の強靭さに助けられている面がかなり大きい、と考えられています。

こんな丈夫な肝臓も、過剰な肉食にはきわめて弱いのです。肝実質が弱められるうえに、多量の毒素や有害化学物質の処理を強制されるのだから、過労となり、機能減退に陥るのは、時間の問題でしょう。

公害物質、食品添加物、アルコール飲料のとりすぎ、薬(化学薬剤)などは、いずれも肝機能を障害するものです。だから、これらは極力避けることが、肝臓を守る大切な条件となります。しかし、それ以上に重要なことは、食生活のベースを正すことです。つまり、毎日の食事の内容を改善することです。

玄米・菜食は最高の強肝食です。それと同時に、不可避的に体内に侵入してくる公害物質をすみやかに排出してくれる健康食品を活用することが大事なポイントです。とくにミネラル食品、酵素食品が有効です。

海藻、みそ、ゴマは、肝機能を大いに高める食品です。海藻には強肝作用のあるビタミンA 、ビタミンB12などが多量に含まれます。

肝臓障害治療のポイント

  1. 肉食は厳禁。肉は腸内で腐敗発酵をおこし、強力な毒素を発生させる。消化物のほとんどは、まず肝臓内にもちこまれるので、肝臓は肉毒を直接受ける。牛乳、卵も動蛋食品だから、肉同様に有害である。
  2. 化学物質は極力、体の中へ入れないようにする。化学調味料、ビタミン剤をはじめとした食品添加物、化学薬剤(強肝剤や鎮痛剤など)、農薬、中性洗剤など。白砂糖や精製塩も、本質的には化学物質に準ずるもので、避けなければならない。
  3. しばらくは酒類は控える。アルコールそのものは肝臓障害をおこす絶対性をもっていないけれど、機能が弱っている時は、負担を軽減する必要がある。
  4. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。

薬効食品と自然療法

シジミ
エキスをそのまま飲むか、みそ汁に溶いて飲む。シジミは肝機能の回復に卓効をあらわす。エキス食品は、有効成分をより効果的に補足できる。もちろん、シジミのみそ汁をつくつて飲むのもよい。
真っ白になった脂肪肝の肝臓も「しじみ」で元気いっぱいに!
ビワの葉療法
ビワの葉エキスを用いて、肝臓部(腹側、背側)に温湿布を行う
朝鮮人参
めざましい強肝作用をもつ。
クコ
葉の煎汁に、黒ゴマ塩を入れて飲む。

花粉症

現代人の多くが花粉症の悩みを抱えている

春になると、耳鼻咽喉科の病院はどこも満杯です。アレルギー性鼻炎のひとつ、花粉症患がどっと押し寄せるためです。

現代人は公害による大気汚染で呼吸器系を痛めつけられており、春はスギ花粉症からはじまり、梅雨時から夏のカビ喘息、秋のブタクサ花粉症、通年のダニアレルギー、化粧品や塗料のスプレー喘息、そして化学薬品に対する過敏性肺炎など、次々にバトンタッチされます。

いまや乳幼児の2人に1人はアレルギー体質か、その予備軍です。しかも、アレルギーは呼吸器にとどまらず、アトピー性皮膚炎、結膜炎、喘息、下痢、便秘、そして自律神経失調症のように、だるい・疲れる・頭がスッキリしないといった症状、さらにはアレルギー性の腎臓炎や高血圧など、さまざまな慢性的疾病の八割はアレルギーと関係しているケースも多々あります。

このままでは食べるもの、触れるもののほとんどすべてに過敏反応をおこすアレルギー人種の時代になるかもしれないのです。

なぜ、このようにアレルギーがふえたのかといえば、原因としては戦後の食生活の洋風化、欧米化です。アレルギー体質は、アトピー性皮膚炎の項でも触れたように、遺伝ではなく、食原病・文明病といえるでしょう。

欧米ではブタクサ花粉症が多いのですが、わが国ではスギ花粉症に悩まされる人が増加しています。戦前に日本にやってきたアメリカ人医師は「日本には花粉症が存在しない」と報告しています。

ところが、現在現在ではご承知のように、春先になるとテレビや新聞が真っ先に花粉予報を出します。

昔は青ばなをたらす子供が多かったのですが、いまではまったくみられず、くしゃみ、鼻水に移行している。これは粗食から栄養過多の食事(陽性体質から陰性体質)への変化を証明しているといってもいいでしょう。

では、なぜ花粉の飛散が激しくなったのでしょうか?。マツやスギなどの樹木も人間同様、自動車や工場の排ガス、たとえば、窒素酸化物や亜硫酸ガス、それらによる酸性雨などの大気汚染にさらされており、子孫を残すためのそれは必死の繁殖防衛なのです。

禁忌食品やアレルゲンにばかりとらわれず、日常食を玄米・菜食にして体質を根本改善

アレルギー体質激増の元凶は、洋風化の食事の中でも、とくに牛乳・卵・動蛋食品です。

穀菜食・健常者の赤血球は小型でひきしまっているのですが、肉食者のそれは大型でふくらんでおり、バイタリティーに乏しく壊れやすい特性があります。当然、そのような血球からつくられる体細胞は自然な適応力や同化機能に乏しいのは言うまでもありません。加えて、牛乳や卵のタンパク質は分子も小さいために、腸壁から血液中に異種タンパクとして侵入しやすく、アレルギー反応をひきおこします。

その結果、ヒスタミンやセロトニンなどのアレルギー毒がつくられ、花粉症独特のかゆみ、くしゃみ、鼻水、目の赤化、涙の流出、鼻づまり、頭痛という不快症状から逃れられなくなります。
現代っ子はアトピー性皮膚炎もそうですが、いまやアレルギー二世の世代となりつつあるのです。

この世代では、以前に問題にならなかった植物油や大豆、麦、そしてついには米もダメという子供がふえてきているのです。こうなると、普通の食品は禁忌食品ばかりとなり、特別なアレルギー用食品(除去食)を求めて親が苦労する、という状況が出現しているのです。

卵、小麦、ピーナッツ、サバ、サンマ、マグロ、ブリ、イカ、タコなど数ある禁忌食品やアレルゲンにばかりとらわれず、日常食を玄米・菜食に切り替え、アレルギー体質を改善する食品を食べ続ければ、体質改善は可能です。

仮に米アレルギーの重症者の場合でも、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀ご飯を一時的に採用したりすれば、必ず玄米が食べられるようになるでしょう。

バナナ・柿・ケーキは×、クリ・リンゴ・ショウガは○

おおかたのアレルギー体質者は一目で診断がつきます。色が白く、いわゆる水ぶくれ、私どもの体質判定でいう「デブ陰」体質です。
この人たちに共通する食事傾向は、大食、水分過多、果物のとりすぎ、甘いもの好きです。これらをすべて改めること。とくに鼻炎による鼻づまりは、体の冷え(果物・甘いもの・生野菜)と水分過剰に起因しているので禁物です。

バナナ、柿、ナシ、コーラ、ジュース、ケーキの類は、すべてNGです。反対に、温性食品のクリ、リンゴ、レンコン、カブ、ショウガ、サトイモなどをとるようにします。

花粉症の治療のポイント

  1. 副腎皮質ホルモン剤や気管支・鼻腔拡張剤は劇薬であり、副作用が強いので用いない。習慣性になり、しだいに効果がなくなってくる。抗ヒスタミン剤なども極力使わないようにすること。
  2. 玄米・雑穀ご飯と根菜中心の菜食にする。
  3. 食品添加物もアレルギーをひきおこすので、要注意。
  4. 鼻や目の粘膜は皮膚と地続きであり、皮膚を鍛えると粘膜も強くなる。普段から乾布摩擦や温冷浴(「入浴右冷水を浴びる→入浴→冷水を浴びる」をくりかえす)で皮膚を鍛えておくとよい。自律神経の働きもよくなり、副交感神経優位のアレルギー症状を緩和する。
  5. なるべく早く、幼児のうちから食事療法をすること。アレルギー二世をつくらないためには、母乳でしっかり育てること。
  6. 小建中湯当帰芍薬散小柴胡湯などの漢方薬にも有効事例が報告されているので、体質に合わせてとるのもよいでしょう。
薬効食品と自然療法
ネギ類
タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクなどは抗アレルギー食品なので、大いに利用したい。
海藻類
粘膜を強くするカルシウムが多い。また、ヨード分は新陳代謝をよくし、アレルギー体質を改善する。
青野菜
葉緑素は血液を浄化し、すぐれた消炎作用があり、アレルギー症状を緩和する。また、ビタミンA、C は粘膜を強くする。ただし、とりすぎると体を冷やすので注意する。
れんこん
鼻炎にはレンコンの節の部分をすりおろし、その搾り汁を杯1杯くらい飲むとよい。これは点鼻薬としても使える。
鼻腔洗浄
番茶を煮だして、約1%の自然塩を加えた塩番茶で鼻腔を洗浄する。片方の鼻を押さえ、鼻から吸い込んで口から出す。これを交互にくりかえす。タンニンと塩が粘膜をひきしめ、強くする。
ツボ摩擦
鼻づまりには鼻の両側、目頭の下から口角の上にかけて指の先でマッサージする。

うつ病

ノイローゼより、うつ病患者が増加しているのには理由がある

うつ病は、ノイローゼとどこが違うかというと、臨床的に次のような点が挙げられています。

うつ病
心身の障害・社会適応性良好・自責の念が強い・言動は控えめ・物事に無関心・薬物療法が奏効。
ノイローゼ
心理障害が主・社会適応性不良・他罰傾向が強い二言動は活発で派手・無関心にはならない・心理療法が主。

しかし、この違いはあくまでも相対的なものです。ノイローゼは、心理的障害が主といっても、体の障害からおこるものも少なくないのです。
精神機能といえども、体の一部である神経細胞が主体となっておこなわれている生理機能になります。うつ病にしても、ノイローゼにしても、根本にあるのは体の障害です。結局、あらわれ方の違いで、程度の違いです。

戦後の混乱期には不安神経症であるノイローゼが多発していました。現代は安定と繁栄の時代といわれますが、一皮むけば、むしろ生命の危機感は深刻化しているのですから、人々がうつ病になりやすいというのも必然です。

また、気力のなさや不活発さがより顕著にあらわれる障害が多くなっているということは、人間の実質が、よりひよわになっていることを証明しています。
そして、自分本位で他に迷惑を及ぼすタイプよりも、一見周囲に適応しながらも深くうっ屈し、自殺しやすいタイプが多くなってきているということは、それだけ精神障害度が増していることを意味しています。

肉食・精白米の多食は脳の働きを狂わせてしまう

では、脳・神経系の働きを狂わせるものの原因は何でしょうか?。その主要因は食生活の誤り、とくに肉食・白米の多食です。

それをはっきり証明してくれたのが、イギリスのマッカリソンの実験です。穀物や野菜のフンザ食、つまり自然食を与えたネズミは1匹の例外もなく健康に育ったのに対して、肉食をふんだんに与えたグループでは、すべてに胃腸障害や貧血、脱毛、肝炎などの障害がおこるとともに、脳の働きも狂って共食いをはじめました。動物は弱肉強食の世界といわれますが、共食いなどという現象は、まず見られないことです。

例外的にあったとしても、食物がまったくなくなった時や、一方が漸死の状態にあるというような、事情がある時に限られます。

食物がたっぷりと与えられながら共食いをはじめるというのは、肉食が脳・神経系の機能を混乱させる作用をもっているからです。

人間においても、肉食はまったく同様の結果をもたらします。自殺するか、狂暴性を発揮して殺人に及ぶかは、脳・神経機能がどのように侵されるかによって違ってくるもので、脳の機能が狂わされることに変わりはないのです。

肉食は血液を著しく酸毒化するものです。脳細胞も血液によって養われているのですから、血液が酸毒化すれば、その機能は必然的に異常化するのです。

血液を酸毒化するのは肉だけでなく、卵や牛乳も同様です。これら動蛋食品は赤血球を壊れやすいものにします。また、白米や白砂糖などの精白食品も血液を酸毒化するのですが、同時に深刻なミネラル不足をおこすために、脳細胞の活動をだらけさせ、どちらかというと狂暴性よりも記憶力・洞察力・判断力などに障害がおこりやくなります。

うつ病の治療には抗うつ薬が用いられていますが、これは大いに警戒してかからなければならない。化学薬剤は結局、その目的とした機能の弱体化をもたらすもので、精神作用に影響を及ぼす薬剤も、ついには精神の荒廃をもたらすことになるでしょう。向精神薬ではなくても、化学薬剤には脳・神経系に影響を与えるものも多いのです。

たとえば降圧剤や副腎皮質ホルモン、経口避妊薬などによっても、うつ病がおこりやすいことがわかっています。薬剤にかぎった話でありません。

化学調味料や精製塩などの合成食品も要注意しなければいけません。人間の体細胞の生理にとって不自然な物質である点に変わりはありまえせん。

このように、自分の意志によっていくらでも対処できるものを放置しておいて、海が汚染されているから魚は危険だとか、白米より農薬がたくさん含まれているから玄米は良くないなどとさわいでいるのは、現代人の矛盾と言えるでしょう。

ストレスをなくす特効薬はドクダミ茶・甘草茶

うつ病になるきっかけは、昔は、事業の倒産とか、家族の死、定年退職で生きがいを失う、といった悲観的なできごとが多かったのに、最近では職業からくるストレスによるものが圧倒的に多多くなっています。というわけで、うつ病は中年期の男性、それも責任感の増大する管理職や知的レベルの高い人に多くなっています。
精神的ストレスは血液を酸毒化する原因のひとつです。
ドクダミの薬効はこちらです。

ストレス過多の生活をしているということは、血液酸毒化の悪影響が体をジワジワとむしは蝕み続けているということです。
突然大きな不幸がふりかかったからといって、その時点で急に生理機能状態がガタガタになる、というものではありません。

とはいえ、精神的ストレスが大きいからといって、必ずしもうつ病になるとはかぎらないのです。血液の性状さえしっかりしていれば、体は上手にストレスの解消を行います。

白米・肉食によって血液が酸毒化していることが、うつ病の真因です。したがって、うつ病を治すためには、食生活の改善が不可欠ということです。

まず、直接、血液中の酸毒成分を中和する作用をもつ葉緑素を大量摂取します。併せて、酵素をたっぷり補って腸内細菌群を正常化することによって消化・造血機能を立て直し、質のしっかりした赤血球をつくります。そして、脳を含めた体の生理機能全体の健全化をはかるために玄米・菜食をおこない、胚芽を十分にとります。

なお、ストレス解消作用の著しい朝鮮人参、薬草茶(甘草、イカリソウ、オオバコなど)を用いれば、いっそう効果的です。

うつ病の治療のポイント
  1. 肉食は厳禁。肉食は血液を著しく酸毒化する。血液の酸素運搬力が大幅に減退するため、大量の酸素を必要とする脳・神経系の機能に狂いを生じやすい。牛乳、卵も同様。
  2. 自米主食をやめる。胚芽欠乏食は、ビタミンB 群欠乏による代謝の混乱をおこして、脳・神経系を弱体化する。自パン、ラーメンなどの小麦粉食品は、白米以上に有害。
  3. 白砂糖をやめる。白砂糖はカルシウムを奪うので、神経系を過敏性にし、わずかな刺激でも、機能の混乱を招きやすくなる。
  4. 抗うつ剤にたよらない。化学薬剤は体の自然性を害するから、結果的には逆効果となる。向精神薬はもちろん、その他のどんな化学薬剤も、極力避けるべきである。ヌースピリッツなどを使う。
  5. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
薬効食品と自然療法
ローヤルゼリー
調節機能を健全にし、心身の衰弱を回復する。
アマドコロ
地下茎を煎服する。
イカリソウ
菜茎を煎服する。薬酒にしても可。
オオバコ
全草を煎服。種子の煎服もよい。菓茎を料理して食べるのも有効。
カノコソウ
根茎を煎じて飲む。
レンコン
おろし汁を1日にコップ1杯飲む。
ドクダミ茶
濃いめに煎じ、お茶代わりに
玄米食の副食
ゴマ、海藻類、ニンジン、レンコン、セロリ、ヤマイモを積極的にとる。

うつ病を漢方で改善したい場合はこちら

アトピー性皮膚炎

日本人の3人に1人を苦しめる皮膚アレルギーの元凶とは

急増する「現代病」アトピー性皮膚炎

現代医学によるアトピー性皮膚炎についてはこちら。
私たちの体に異物(抗原)が侵入すると、それを阻止する抗体がつくられます。アレルギーはこの抗原・抗体反応異常であり、全身病です。

多くは、その人の体質的な弱点部に症状があらわれます。現代医学では子供のアレルギーは成人になると自然に治るとされていますが、実は別の症状・別の慢性病に移行しているだけです。

鼻炎そのものは命にかかわるものではありませんが、アレルギー体質がガン体質であることを認識して、早急に体質改善をする必要があります。

アレルギー疾患は近年急増し、日本人の3人に1人はアレルギー体質です。かつて東京都の保育園での調査によれば、5人に2人がアレルギー体質という報告がありました。

イギリスの医師ブラックレーは、いまから60年以上も前に、「アレルギーは文明病で。だから今後、ふえることはあってもへることはない。」と警告しましたが、まさにその警告通りです。
日本の若年層におけるアレルギー、アトピー患者は年々増加の一途をたどり、減少の兆しはありません。また、低年齢化にも拍車をかけています。

「アレルギー」の語源のギリシャ語が、「奇妙な」とか「風変わりな」という意味をも明らかなように、自然界とは異なる不自然さがもたらした疾痛であることが暗示されています。

文明病とは、食品添加物や加工品の普及、農薬使用や水質汚濁のことを意味し、まさしくアトピー性皮膚炎は文明病そのもの、といえるでしょう。

動物性食品の過剰摂取が原因

ところで、アレルギー体質の大きな原因となるのは、動物性タンパク質の過剰な摂取が原因です。とりわけ幼児にアトピー性皮膚炎が多いのは、消化酵素が成人より少なく、その働きが不十分であったり、また、腸粘膜が未熟なため、とくに分子が小さいタンパク質は未分解のまま小腸から吸収されてしまい、アレルギー反応をおこしやすいのです。

ある研究によれば、母親が生卵を食べた場合、30分後にはその卵白のタンパク質が母乳に顕出し、その母乳を飲んだ乳児にアレルギー症状があらわれてくることが確認されています。つまり、母親の腸においても卵白タンパクが未分解のまま吸収されてしまっているのです。

となれば、アレルギー体質の人は、消化酵素の分泌や腸粘膜の健全化をはかることが重要な課題となります。人類は長年にわたって穀物を主食としてきた生き物なので、でんぷん質を主体にした食事をとることが、人間本来の食性ということになります。

現代っ子の体質を改善するには、まずコメ(玄米)、それすら受けつけない重症者はそれ以前の穀物、ハトムギやソバ、アワやヒエなどの雑穀を食べればよいということです。

甘いものやインスタント食品は、かゆみをさらに助長する

なお、動物性食品を偏食する現代人は、その食性の反動から甘いものや水分のとりすぎとなりやすく、その摂取はアレルギー体質(アトピー性皮膚炎など) をさらに悪化させやすくなります。
甘いものは、体の組織を緩めたり冷やしたりする作用が強いので、胃腸や内臓機能の低下をもたらし、体質をさらに弱体化させてしまいます。

また、糖分は皮膚表面の水分量を増加させるので、湿疹やかゆみも強くなって皮膚炎を悪化させる要因ともなります。

とくに白砂糖などのショ糖が体内にはいると、消化め過程で蟻酸という酸を生じます。この蟻酸には溶血作用があるので、体内に蟻酸がふえると、それを調節して正常にもどすためにヒスタミンが多く産出されます。

「肝腎かなめ」の肝臓と腎臓での解毒・排毒の機能が低下したアレルギー体質の人は、このヒスタミン毒の排毒(分泌) を皮膚からもおこなうようになります。この刺激物質によって皮膚にトラブルが発生するため、これを抑えようと現代医学では抗ヒスタミン軟膏(副腎皮質ホルモン) などを処方するが、これらはあくまでその刺激を和らげるものにすぎません。根本からの治癒をもたらすものではないのです。

手軽で便利なインスタント食品やレトルト食品も避けなくてはなりません。これらには不自然な保存料、着色料などの他に、油脂類もたくさん含まれており、劣化した油脂の活性酸素が、アレルギー体質、アトピー性皮膚炎をさらに悪化させてしまうからです。

「皮膚に病のある者は辛きもの食せず」味覚の刺激はほどほどに

また、「皮膚に病のある者は辛きもの食せず」と古くからいわれるように、香辛料は極陰性のアルカリ性食品で、極陽性の動物性食品とのバランスをとるための調味(調和)料でです。

しかし、この調和は、あまりにもかけ離れた両極端なもの同士の調和をはかるものであることから、これらの常食・過食は体調のコントロールを乱しやすく、体にとっては負担大となります。作用が強いだけに、体質をゆがめてしまう危険性が避けられません。

もともと人類の食性にかなった玄米・菜食を日常としていれば、用を受けもつコショウ、ワサビ、サンシヨウ、カラシ、カレー粉などは不要です、

玄米・菜食の自然医食をすると、体質の好転反応(瞑眩)化したような症状を呈することがあります。アトピー性皮膚炎の場合、かゆみが強まるとか口内炎がひどく出るとか、いろいろな諸症状が発生しますが、改善への前段階の反応であることを自覚してるアレルギー毒を一刻も早く排毒してしまうことが治癒への近道です。

治療のポイント

  1. とくに牛乳・卵・チーズ・バターおよび、それらを含む食品は避ける。肉類や赤身の魚はもとより、タンパク質は極力とらないこと。体質によっては豆腐などの大豆製品も不可です。ただし、天然醸造の3年みそなどのように、塩気を含み、時間をかけて自然発酵によってアミノ酸にまで分解されているようなものであれば、おおむね大丈夫。
  2. 砂糖類や果物類は副交感神経を緊張させる方向に作用するので、夜間のかゆみを強めてしまう(黒砂糖、ハチミツも不可)。
  3. 香辛料やアルコール、コーヒーなどの刺激物を避ける。
  4. 農薬や化学肥料を使用した農作物、加工食品、インスタント食品はとらない。
  5. 活性酸素を発生させやすい油脂類は少量に。
  6. カサカサタイプの肌の人の場合は、酸味や苦みのあるものはとらない。反対にジクジクタイプの人は糖分を多く含むもの、精白食品(白米、自パンなど) はとらない。
  7. アトピー体質は消化力が低下しているので、水分量は控えめに。また、過食にも注意する。

薬効食品と自然療法

にんじん
皮膚を強くするカロチンを多く含むので、毎食常用したい
ピーマン
ビタミンA、Cの含有が多く、皮膚に活力を与える
ほうれんそう
ビタミンA 、B、C 、Dなどを含むほか、出血を止めるビタミンKも含まれている。
かぼちゃ
ビタミンAを多く含む他、繊維も多く、排毒を早める。
シジミ
肝臓の解毒作用を強めるタウリン、アルギニン、メチオニン、ビタミン12が豊富。
自然塩
糖分で緩んだ細胞をひきしめ、消炎作用が強い。
玄米スープ
乳幼児の場合は玄米を妙って、時間をかけてつくったスープを与える。かゆそれより大きい子供にはお粥をあげると解毒が早まる。
自然療法
かゆい部分を、ダイコンやキュウリの輪切りで軽くたたく。また、ニンニクの皮を煮だした汁を風呂に入れて入浴する。

スキンケアによるアトピー性皮膚炎の改善はこちら。30年以上も苦しんできたアトピーが美肌精油ジェルで改善、ステロイドと縁が切れた