膀胱炎

化学薬剤の投与は体の負担が大きい

膀胱炎で困ることは、小康状態をはさんでは再発をくりかえしやすくなることです。そして、痛みが苦痛であることはもちろんだが、頻繁におこる尿意と、尿意が起きると、寸時も我慢できないために、心身ともに疲労困状態に陥りやすいことです。

膀胱炎は女性におこりやすい病気です。そして膀胱炎になった女性は、心身の衰弱をおこして表情も暗くなるから、美容上のマイナスも少なくありません。とくに、現代医学による化学療法をくりかえし受けていたりする場合は、みるかげもないありさまになってしまうことが多々あります。

膀胱炎の再発をくりかえしている人は、抗生物質その他の強い化学薬剤が処方されます。それで、本命である膀胱もスッキリとは治らないうえに、まず胃腸が荒廃させられ、次いで体がガタガタになってしまうのです。体への負担がかなりかかります。膀胱炎は、泌尿器科をおとずれる患者の中でも最も多い病気ですが、現代医学の薬物療法では治せない病気の典型的なものと言えるでしょう。

つまり、膀胱炎は、膀胱に大腸菌やブドウ球菌の繁殖がおこる病気、と単純明快な割り切りがなされます。大腸菌やブドウ球菌はごくありきたりのバイ菌だから、何の躊躇もなく現代医学特有の薬剤が気前よく投与されるでしょう。

しかし、病気は治らないで、薬剤投与と症状悪化のイタチごっこになるのは言うまでもありません。最近、膀胱炎患者が増加しているのも、そのような背景があるためです。

男性が重症化しやすい理由

膀胱炎は清潔度と関係があります。膀胱内には外から細菌が侵入しやすいのです、だから、尿道口を汚染から守ることが大切です。こんなことは衛生学の初歩の問題で、病気治療の眼目となるなどとは、いまどき素人でも納得がいかないのではないでしょうか。

もちろん、そのようなことが原因で膀胱炎になることも少なくないのです。けれど、そんなのは治療らしい治療をしなくても間もなく治ります。
問題は容易に治らない場合です。では、こういった本格的な膀胱炎がおこるのはなぜなのでしょうか。それは血液性状が異常化しており、同時に膀胱の抵抗力が低下している時です。

抵抗力低下をおこす要因はいろいろあるけれど、いずれの場合も、本質的には、血液性状が混乱し、それが組織の病変をおこす、ということです。結局、血液の汚れが膀胱炎の原因です。尿道口付近の清潔度よりも、全身を巡っている血液の清潔度と密接な関係があるのです。
血液が汚れると、組織に炎症がおこりやすくなります。血液中の毒素や老廃物が組織にとりついて、腫脹・充血・出血などをひきおこすのです。

血液は全身を巡っているから、全身のどの組織にも炎症をおこす可能性はあるけれど、真っ先に炎症がおこるのは、とくに抵抗力の弱っている部位です。

膀胱の抵抗力を弱める最大の要素は「冷え」です。女性に膀胱炎が多いのも、体を冷やす食品を多食しているためだ。たとえば果物、生野菜サラダ、ジュースおよび白砂糖がたっぷり入ったアイスクリームやケーキをたくさんとるからです。

さらに、薄味好みで、塩分不足になっていることも、体の冷えを助長しているひとつの原因です。男性では膀胱炎は比較的少ないけれど、かかる場合はかなり危険です。この理由も、本質的には女性の場合と同じです。

生物のオスというものは、メスに比べて体タンパク合成力が弱いのです。したがって適度に動物性食品を摂取する必要があるのです。また実際、自然にそういう傾向の食事になっているはずで、甘いものや果実やサラダは苦手だから、体質も陽性に保たれていて、膀胱炎はおこりにくいのです。

それなのに、食事傾向が女性的になったり、そのうえにアルコール飲料を過飲していたりすると、体が陰性化、すなわち冷えやすくなって、膀胱炎にもなりやすい体質になっているのです。本来おこりにくい病気がおこるだけに、重症化しやすいのです。

肉が好きな人は、その2倍の野菜とフルーツを

膀胱炎を予防する決め手は、血液を汚さないことと、体を冷やしすぎないことです。血液を汚さないためには、肉、牛乳、卵、精白食品(白米、白パン、白砂糖、精製塩など)を極力控えて、玄米を中心として野菜、海藻、小魚介類を主とした食事に切り替える以外に方法はないでしょう。

体を冷やしすぎないためには、自然医学の理論学を学ぶ必要があります。「体を冷やす」ということの概念をしっかり把握したうえで、自分に最も有効な方法を実行しなければならないからです。それは、玄米・菜食中心食をより効果的におこなうためにも、不可欠です。

たとえば、果物のフレッシュジュースをたっぷりとることは、これまで肉類を多食してきた人には有益です。体の過熱を防ぐと同時に、血液中の老廃物・毒素の排泄を促す、実に効果的な方法です。
それも、マンゴ、パパイヤといった熱帯果実で、酵素成分を多くもつものほど効乗大です。しかし、動物性食品は嫌いでほとんどとっておらず、白米や白砂糖食品を偏食していた人には逆効果となります。

むしろ、果物の多食は体をいっそう冷やして代謝の混乱をおこし、血液性状の異常化を助長します。
冷えが大敵の膀胱炎は、かえって悪化してしまう結果となるでしょう。病気は結局のところ悪化させるか、根治させるかの2つの道しかないものだから、まず病気の根本原因を知って、確実に治しきってしまわなければならないのです。

それにしても、膀胱炎の症状はつらいものです。薬草を利用して、その軽減をはかるとよいでしょう。民間薬としては、ウツボグサ、ウワウルシ、サルトリイバラ、トウシンソウが代表的です。いずれも乾燥品20グラムを1日量として煎服します。一般的には、民間薬というと、漢方薬より効果が落ちるもののように考える傾向があるけれども、それはまったくの誤りです。食事療法の中で用いるには、むしろ融通性のある民間薬のほうがより効果的であることが多いのです。

膀胱炎の治療のポイント

  1. 化学薬剤の使用はやめる。多くは抗生物質などの強い薬剤が使われていて、逆効果。抗ストレスカを高める。自律神経失調は頻尿をおこしやすい。神経系がひよわになっていると、病気が悪化していくという自己暗示を強めてしまう。
  2. 冷えを避ける。寒い時の無理な薄着、体を冷やす食品(果物など)の多食、夏場の冷房のしすぎを避ける。
  3. 塩分をしっかりとる。脱塩状態になっていると、体の抵抗性が衰え、冷え、ストレスに弱くなる。白砂糖は厳禁。自然塩を活用する。
  4. アルコールの過飲を避ける。アルコールは体質を陰性化させる傾向をもつ。過飲を避けるとともに、おつまみに体質陽性化作用のあるもの(小魚介類と塩分)をとる。
  5. 玄米・菜食に切り替える。根治の決め手である。玄米を主食にし、野菜・海藻・小魚介類を副食とする。それに体質に合った健康食品と薬草茶をプラスするのが、基本原則である。
薬効食品と自然療法
焼塩
焼塩をつくり、布袋に入れて、へその上において温める。やけどをしないようにタオルをおくこと。塩が冷めたら、そのつど妙りなおす。2組用意すると能率的。1回15分ぐらい、1日2回おこなう。
オオバコ
種子(事前子) を煎じて飲む。
ウツボグサ
膀胱炎に卓効をあらわす民間薬として昔から知られている。花穂を煎服。
ヨナメ
青汁をつくり、20ccぐらいずつ1日2回飲む。全草を15g煎じて飲んでもよい。
玄米菜食の副菜
ゴマ、ダイコンおろし、みそ、シュンギク、ウド、ニンジンを積極的にとる。

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