ガン

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病気の原因と症状

ガンは悪性腫瘍といわれます。腫瘍というのはいわゆる「おでき」で、腫瘍には良性と悪性のふたつがあります。一般にできるおできは良性の腫瘍であり、時間が経過すれば治るものです。しかし、腫瘍が悪性であった場合、周囲の正常な組織までも破壊しながら増殖していき、組織の中に入り込んで出血、壊死を起こします。さらには、血管やリンパ管を介して、ほかの組織に転移することもあります。

ガンは、発ガン因子(イニシエーター)によって起こり、さらに、ガンを成長させる因子(プロモーター)によって増殖していきます。

私たち人間も含めた脊椎動物のすべての細胞に、ガンを起こす遺伝子が存在しています。そして、正常な細胞のもとでは、遺伝子は静かに眠っています。もし活動を始めても、私たちの体に本来備わっている免疫機能によって、その活動は封じ込められます。ですが、なんらかの原因により、突然ガンを起こす遺伝子が異常に動き始め、細胞を徐々にガン化してしまうのです。

そうして、ガンはどんどん自己増殖し、周囲の正常な細胞から栄養を吸収していきます。すると、全身の栄養状態が悪くなって衰弱していき、食欲がなくなり、体重が減り、最終的に死に至ります。

ガンと食生活

ガンの因子については多くのことがあるのですが、その中のひとつには食生活に関係した要因があります。ガンが発症するのを手助けする因子のうち、100%中の約40%が食べもの、約30%が煙草、約10%が感染で、あとは環境汚染や職業などによるといわれています。つまり、食生活の改善と禁煙をすることにより、ガンになる原因の半分以上は取り除くことができる、ということです。

私たちの体のさまざまなところにガンは発症しますが、発症部位によって食生活との関係も違ってきます。

例えば、胃ガンには高糖質、高食塩、低脂肪の食事が関与していると考えられています。熱いものを食べる習慣、魚などの焦げた部分も食べる、乳製品の不足などは胃ガンの誘因となります。大腸ガンになりやすいのは、肉が好きで脂肪の摂取量が多く、食物繊維の摂取量が少ない人です。欧米人に多いガンですが、日本でも食の欧米化に伴い増加しています。肝臓ガンについては、肝炎ウイルスやアルコールの摂り過ぎが原因と考えられています。アルコール性肝炎から肝硬変、肝臓ガンへと移行します。乳ガンでは、油っこいものが好きな肥満の女性に多いことがわかっています。

ガン全般に対する予防成分としては、食物繊維、ビタミン類などがあげられています。

ガンにかかる人が好んできた食べ物とは

戦後、私たちの生活は、科学技術の驚異的な発展で、大変便利になってきました。それと同時に、文明病といわれる血管・心臓病や神経痛、リウマチ、精神疾患、アレルギー性疾患、それにガンなどの慢性病が激増してきました。これは、文明のあり方が本質的に誤っていることを物語っていると考えてもいいでしょう。

ともあれ、あらゆる慢性病のうちで、ガンだけが特別視され、「不治の病」という烙印を押されているのも事実です。ガンと診断されることは、まさに「死の宣告」ととらえるケースも多いかもしれません。

しかし、それは大変な間違いです。実際は、ガンは他の病気の延長線上にあらわれるものであり、決して特別なものではないのです。ガンで死亡するのは、他の病気が悪化して死ぬのと何ら変わりがないのです。
そして、他の病気が適切な治療によって治るのと同様に、正しい治療法をおこないさえすれば、ガンは治せるのです。ガンは、一般に考えられているほど恐ろしい病気ではありません。

たとえば、胃ガン患者の8割以上の人が、動蛋食品である牛乳を愛飲しています。このことは、「牛乳が胃ガンの予防になる」という俗説を根底からくつがえすものです。

また、胃ガン患者は、他の子宮・乳・肺ガン患者に比べて、動蛋食品を好む傾向が強いことも事実です。3白食品をみると、乳ガン患者は白砂糖を好む傾向がやや少なく、その代わり化学調味料を愛用する傾向がわずかに多い、ということもわかります。

ガンを防ぐための食べ方

  • 毎日変化のある食事をする
  • バランスの良い栄養を摂る
  • 緑黄色野菜や適量のビタミン、繊維質を多く摂る
  • 食べ過ぎを避け脂肪を控えめにする
  • 塩辛いものは控えめにする
  • アルコールは控えめにする
  • 熱いものは冷ましてから食べる
  • 焦げた部分は食べない
その人の体の最も敏感な部位にガンは発生する

そもそも、ガンとは、どんなものでしょうか。ガン細胞は、赤血球もしくは白血球(リンパ球)の融合化成によってできるものです。赤血球や白血球が、そのような異常行動をみせるようになるのは、それらの置かれている環境条件が非生理的になるからに他なりません。

血液性状が異常化し、血液が汚れるのです。ガン腫がつくられる大モトの原因は、血液の汚れです。それも、ところかまわず、単にオデキをつくるというものではありません。その人の体の最も敏感な部位に、健康自衛という目的に沿って、ガン腫はつくられるのです。

ガンを敵とか悪魔の巣窟などと考えるのでなく、浄血装置だと考えることにより、ガンは5割は治った、といえるのです。

ストレスの蓄積がガンの栄養になる

心のもち方を変える、ということは、きわめて重要です。ガン患者には、精神的ストレスが累積されているケースが非常に多いのです。より自然で、心の安定が保てる生活環境への転地療法が奏功するのも、ストレスをひきおこす原因から遠ざかるかるためです。

精神的ストレスに強い心身をつくらなければならないのですが、ひとまず安全圏に身をひいて、心の立て直しをはかることも重要です。事情の許すかぎり、心おだやかに生活できる環境に身を置くとよいでしょう。

一番恐れなくてはならないことは、「血の汚れ」を招くに至った日常の誤った生活条件なのです。その誤った生活条件のうちでも、とくに血液の汚れを助長する重大な条件のひとつは、心の不安定化です。

どんな契機でひきおこされたかに関係なく、不快な気分をおこさせるような感情にとらわれていると、自律神経の失調から、ホルモン分泌のアンバランスをひきおこし、血液性状の混乱を招くようになります。こうなると、ストレスも受けやすくなり、悪循環に陥ってしまいます。

食事療法はガンに嫌われる「いい体質」づくりにつきます

精神的な問題とともに考えなければならないのは、食べ物のとり方です。血液を酸毒化するような食べ物を食べていることが、発ガンの最大の原因なのだから、食べ物のとり方を正して、血液の浄化をはかることが絶対です。

現代人の場合、食生活の間違いは、過食という量的なものと、白米・肉食という質的なものがからまり合っています。体にとって必要な食べ物を必要なだけとる、という食生活への転換をはからなければならないのです。

初期のガンには、節食や絶食がきわめて効果的です。絶食というと、何も食べないから、量的な面だけの対策のように思われがちですが、肉や卵・牛乳・白米・白砂糖、その他の有害食物の侵入がシャットアウトされるから、実質的には質の面でも改善していきます。

ただしガンが、ある程度以上に進行している場合は、それだけ体力も消耗しているので、体に大きなストレスのかかる極端な節食や絶食は避けたほうがいいでしょう。正しい食事をおこなうことによって、徐々に血液の浄化、体質の改善をはかるべきです。

では、その正しい食事とは、どのようなものなのでしょうか_人間の体は、穀菜食を血肉化するのに都合よくつくられています。穀菜食をすることによって、私たちの生理機能は、最も順調に営まれます。私たちの体にとって、最も望ましい食事は穀菜食であり、野菜・海藻類・豆類・下等小動物(小魚・小エビ)を中心とした食生活が最適です。

それも、玄米を主食として6割をとり、あとの4割を副食とする、というとり方が理想的です。玄米には、体質や性別、年齢、季節、生活状況にかかわらず、一定量以上とらねばならない栄養成分が含まれています。また一方、副食には、いろいろな条件に応じて、体質や体調を調整する作用が備わっています。

薬効食品と自然療法
玄米食
アズキ、黒豆、ハトムギなどを玄米の二割以内で混ぜて炊いてもよい。
海藻・根菜類
ニンジン、ゴボウ、レンコンにコンプを加えた煮しめ。
野菜類
季節の野草・山菜を大いに活用する。
薬草茶
ドクダミ、オオバコ、カワラヨモギ、カキドオシ、甘草、ムラサキソウ、クコ、ハトムギ等をベースに、さらにサルノコシカケ、フジノコブ、ヒシの実、ハマチシャ、イワチシヤ等、制ガン効果のあるものを加える。
朝鮮人参
強肝作用、抗ストレス作用が著しい。各器官の回復をはかり、血液をきれいにする効果がある。
ローヤルゼリー
女性にはとくに効果的に作用する。子宮ガン、乳ガンの治療に卓効をあらわす。

初心者にもわかりやすいコンテンツ – 健康&美容(食べ物とガンの関係)はガンは血液を浄化させることで撃退する理論がわかります。

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