水虫 酢 を使って治す方法 薬でなかなかよくならない方におすすめの水虫撃退方法を紹介します。
薬を使ってもなかなか改善しない水虫には、酢を活用したケアが補助的に効果を発揮する場合があります。酢には、白癬菌の増殖を抑える殺菌作用や、肌のpHを整えて白癬菌が生息しにくい環境を作る効果があります。また、アミノ酸の働きで皮ふの回復も助けます。以下は具体的な方法です。
1. 酢の殺菌力を活かす
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食酢(米酢や穀物酢)には強い殺菌力があります。白癬菌の発育を抑える効果が科学的に確認されています。
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酢の酸性によって、白癬菌が好む弱アルカリ性の肌環境を弱酸性に戻すことが可能です。
2. 酢の使い方
ガーゼ湿布法
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ガーゼに酢を浸す
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患部(足の指の間や足の裏)に20~30分あてる
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1日1回~2回を目安に行う
直接浸す方法
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洗面器に酢を入れる
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足などの患部を20~30分浸す
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初期・中期の症状には酸度の強い穀物酢や白酢、皮ふがただれている場合は玄米酢など刺激の少ないものを使用
3. 再発予防・体質改善
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毎日酢を20~30cc程度飲むことで、体の内部から白癬菌が繁殖しにくい体質に整える
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お酢入りのぬるめの風呂(40℃以上、湯量に対してコップ1~2杯程度)に20~30分入ることで、菌の死滅と肌pHの調整
4. 注意点
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酢の刺激が強すぎる場合は中止し、玄米酢など刺激の弱いものに切り替える
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出血や極度にただれている部分には使用を避ける
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薬と併用する場合も、1~2ヶ月程度は継続して治療することが重要
薬だけでは改善が難しい場合でも、酢を取り入れることで白癬菌の抑制と肌環境の改善が期待でき、回復をサポートします。
水虫の治癒を助ける食生活のポイント
水虫の治療には薬が基本ですが、食生活を整えることで皮膚の代謝を促し、バリア機能や免疫力を高めることができます。これにより治癒を助け、再発を防ぐことが可能です。
1. 皮膚の代謝を助けるビタミン類を積極的に摂る
白癬菌は角質層に潜むため、皮膚が新しく生まれ変わるターンオーバーを正常に保つことが重要です。
ビタミンA(β-カロテン)
皮膚の細胞の成長や分化を促し、代謝を高めます。乾燥を防ぎ、バリア機能を強化します。
食品例: レバー、ほうれん草、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜
ビタミンB群
タンパク質の代謝に関わり、皮膚の健康維持を助けます。
食品例: カツオ、マグロ、牛レバー、バナナ、卵
ビタミンC
コラーゲンの生成を促進し、皮膚のバリア機能をサポートします。免疫力を高める抗酸化作用もあります。
食品例: レモン、キウイ、柿、ピーマン、ブロッコリー
ビタミンE
血行を促進し、皮膚への栄養供給を助けます。抗酸化作用で皮膚のダメージを軽減します。
食品例: ごま、ナッツ類、かぼちゃ
2. 免疫力と皮膚の材料となるタンパク質を摂る
健康な皮膚や菌と戦う免疫細胞を作るために欠かせない材料です。
良質なタンパク質: 魚介類、豆腐、納豆、卵、脂身の少ない肉、牛乳などをバランス良く摂りましょう
3. バリア機能を守る良質の脂質を摂る
n-3系脂肪酸
皮膚の炎症を抑え、バリア機能を維持するのに役立ちます。
食品例: サバ、イワシ、サンマなどの青魚
4. 胃腸を冷やさず、体を温める
冷たい食事や飲み物は、胃腸の働きを低下させ、体に余分な湿気をためやすくし、水虫の環境を悪化させる可能性があります。
対策: 3食きちんと食べ、温かい汁物(スープや味噌汁)を積極的に取り入れましょう
5. 控えめにすべき食品
皮膚の炎症や皮脂の過剰分泌を招きやすい食品は、皮膚トラブル全般を悪化させる可能性があります。
甘いもの・刺激物: 糖分の多いもの、辛いものの摂り過ぎは皮脂分泌を促進したり、炎症を悪化させる可能性があります
脂っこいもの: 揚げ物やマーガリン、バターなどの過剰摂取は控えましょう
まとめ
水虫の食事療法は、治療薬の効果を支える土台作りです。「主食、主菜、副菜を揃え、野菜や果物、良質なタンパク質をたっぷり摂る」バランスの取れた和食中心の食生活が、皮膚の健康と体の抵抗力を高める最善策となります