風邪・インフルエンザ

病気の原因と症状

鼻やのどを中心とした上気道に起こる、急性の炎症のことを風邪(かぜ)といいます。風邪の原因となるのは、鼻やのどがウイルスに感染することです。風邪のウイルスの種類はとてもたくさんあって、どのウイルスに感染したのかを特定することは困難だといわれています。同じウイルスでも型がいくつもあり、しかも、それが年々変異するので、一度感染したウイルスに免疫ができたとしても、次々に新しいウイルスに感染して、何度も風邪をひいてしまうのです。

風邪の症状には、ご存じのとおり、くしゃみや鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、発熱などがあります。これは、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすからです。

体がウイルスと戦いはじめると、粘膜の内部の組織に炎症が起きて、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こします。のどでは、のどの粘膜の炎症が起こり、せきやたんというかたちで、異物を外へ出そうとします。また、熱が出るのは、ウイルスの侵入によって体に異変が起こったことを知らせるサインで、自分で自分の体をなおそうとする免疫の働きが活発になっているからです。

インフルエンザも、風邪と同じく、鼻やのどの上気道の感染によって起こる病気です。しかし、インフルエンザを起こすインフルエンザウイルスは、風邪を起こすウイルスとは異なり、症状の重さも異なるので、別の病気だと考えたほうがよいでしょう。

インフルエンザでも鼻水やのどの痛み、せきなど風邪と同じような症状がありますが、風邪と比較すると高い熱が出て、関節痛や筋肉痛などの全身症状を伴います。また、インフルエンザ脳症や肺炎など、重い合併症を起こしやすいことが風邪とは異なります。

風邪・インフルエンザの食事療法について

ウイルスに対する抵抗力をつけるために、安静にして保温を保ち、食事療法をおこないます。

エネルギーが不足しないように気をつける

風邪をひいた時の食事というと、あっさりしていて消化の良いおかゆになりがちでは?
風邪により熱が出て体温が1度あがると、10パーセントくらいの基礎代謝が働くので、そのぶんエネルギー消費量が増えます。エネルギー量が多く必要になるのにおかゆだけだとエネルギーが不足し、体力の低下や体重減少が起こり、やつれてしまうのです。エネルギーアップのためには、消化の良いごはんのほか、めん類やパン、はちみつ、砂糖、乳酸菌飲料などを摂りましょう。

水分とミネラルをじゅうぶん摂る

水分、ナトリウム、カリウムが体内から大量に失われて、電解質のバランスがくずれ脱水症状が起こりやすくなります。お茶、スポーツドリンク、スープなどで水分とミネラルをしっかり補給しましょう。

調理のコツ

肉や魚介類、卵、豆腐、乳製品といったタンパク質食品を中心に、バランスの良い内容でじゅうぶんなエネルギーを摂取します。熱がある時には、口あたりや消化が良いものにするとよいでしょう。煮る、茹でる、蒸すなどして、やわらかく食べやすいメニューにしましょう。

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