貧血

病気の原因と症状

血液中の赤血球やヘモグロビン濃度が低下して、酸素を全身へ運ぶ力が低下している状態を貧血といいます。ヘモグロビンというのは、赤血球の主な成分であり、ヘムという鉄を含んだ色素とタンパク質の一種が結合してできています。

貧血は原因によっていくつかの種類に分けられます。赤血球の産生の障害や破壊の亢進、また出血などの原因が考えられ、いちばん多いのは鉄欠乏性貧血といわれる貧血で、そのほか、失血性貧血、溶血性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血、再生不良性貧血などがあります。

貧血になると酸素が欠乏し、ヘモグロビンが減少して皮膚や爪が白っぽくなります。酸素をなんとかして運ぼうとするので、動悸や息切れも起こったりします。

貧血の食事療法について

貧血にはいくつかの種類がありますが、どの貧血についても、赤血球の産生に良い条件をつくることがポイントとなります。そのために食事療法が必要ですが、鉄欠乏性貧血やビタミンB12・葉酸欠乏性貧血には特に効果的です。

吸収の良いヘム鉄を摂取する

まずは、ヘモグロビンの重要な成分である鉄を増やすことです。
食品に含まれている鉄には、その状態によって2種類あります。そのうち、肉や魚などの動物性食品に含まれるものを「ヘム鉄」といいます。一方、穀類や緑黄色野菜に多く含まれるものを「非ヘム鉄」といいます。ヘム鉄は、非ヘム鉄よりも5倍ほど吸収率が高いので、効率良く鉄分を摂るには、腸管からの吸収率の良いヘム鉄のほうが良いです。

良質なタンパク質を摂取する

タンパク質が不足すると骨髄での血液をつくる機能が低下する危険がありますし、ヘモグロビンは鉄と同時にタンパク質からできているので、タンパク質をしっかり摂る必要があります。肉や魚貝類のタンパク質なら、吸収の良くない非ヘム鉄の吸収を助けるはたらきがあります。

胃酸の分泌を刺激する

胃の粘膜が刺激されて胃酸の分泌が亢進すると、鉄の吸収率がアップします。ですから、この作用がある酢や柑橘類などを多く摂りましょう。

タンニンを摂り過ぎないようにする

コーヒーや紅茶、緑茶などには、タンニンが多く含まれています。タンニンは、鉄と結合すると水に溶けず吸収が悪くなります。食後にはこれらの飲みものが欲しくなりますが、飲み過ぎないように気をつけましょう。

調理のコツ

動物性タンパク質食品なら、肉や魚の内臓類、貝類などを使います。納豆や高野豆腐などの大豆製品、緑黄色野菜、海藻類にも鉄分が含まれているので、メニューにとりいれると良いでしょう。また、ビタミンCが不足しないよう、果物も摂取しましょう。

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